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日本はダブルス大国になれるはずなのになぜ消極的なのか。

全豪女子ダブルスの穂積選手、加藤選手の素晴らしいプレーぶりは記憶に新しいですね。加藤選手がロブをドライブボレーでカットした
り、随所でドライブボレーを多様していたのが斬新だったと思います。いままでにない攻撃パターンでした。

日本がダブルス大国になれる根拠としてまずテニススクールでダブルスをたくさんやっている。練習環境・練習相手が豊富。
テレビの解説陣もダブルスの技術解説はシングルスより的を得ている。
日本人が得意な型を開発しやすい。 オリンピックの男子リレーのバトンタッチのテクニックのようにコンビネーションによる技術的要因が入り込める余地がある。

何より日本人体型のすばしっこさはダブルス向きでハードヒッターと俊足タイプの凸凹コンビは自然に緩急をつけられる黄金スペックになりうる。自分がハードヒッタータイプであれば浮球や細かな球をカバーしてくれる俊足コントロールプレーヤーと組むといった感じです。
杉山愛というグランドスラマーの実績が選手の世界で通用するという精神的リミッターをはずしてくれる。
男子もサーブ・リターンの障壁がありますが鈴木選手・岩渕選手の純日本育ちでATPタイトルで優勝している。
特に女子は可能性は無限に広がりますね。

ダブルスから得られることととして外人の角度のあるサーブや球に慣れることができることが大きいと思います。
ダブルスを起点としてシングルスで躍進した女子選手は全米優勝者のサマンサ・ストーサー選手、サラ・エラーニ・ロベルタ・ビンチ組みの両選手はその後、シングルスでトップ10入りを果たしました。
逆に早々にシングルスに見切りをつけてダブルス専門に転向して成功した選手として2015年、2016年WTAダブルスNo.1のサニア・ミルザ選手がいます。
フェドカップ・デビスカップはダブルスが鍵を握ることは過言ではないと思います。

カテゴリー: テニス選手 | 投稿者ryu 09:12 | 1件のコメント