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全豪女子ダブルス準決勝の勝敗を分けたものとは。

2017年2月11日 一部加筆修正致しました。

先日の日本VSフランスのデビスカップ・ダブルスでフランスのエルベール選手が不調なのは明らかでした。マウ選手が察知し、カバーし続けたあの試合はダブルスの勝敗を分ける教科書的な試合でした。

全豪女子ダブルス準決勝の穂積選手・加藤選手VSマテックサンズ選手・サファロバ選手の試合は教科書どおりの結果となり最後のマッチポイントにすべてが集約していました。
加藤選手はミルザ・ストリコバ戦のようなすばらしいテンポのよい動きから明らかにスタミナ切れで動きにキレがなくなっていました。穂積選手のポーチのフェイントで出るのか出ないのかわからない状態でスルーしてしまったので穂積選手の目隠しで加藤選手が止まってしまい加藤選手がミスしてしまった。穂積選手の「迷い」が生み出した失点でした。

ブレークポイントが長引きブレーク出来なかった次のゲームは体力の回復が間に合わずブレークされやすいのはテニスでは常識なので積極的に出ていかないといけないのにサービスゲームなのに守ってしまった。
大事な場面や緊張する場面での前衛の穂積選手の消極性が目立ちます。加藤選手の決勝まで体力を持たせる体力ゲージ増強も急務でしょう。
対してダブルスNo.1のマテックサンズ選手はその前のゲームは不調のサファロバ選手のサーバーを助けるべくミスをしても積極的に関わり続けました。

お互いの歯車が噛み合っているときはいいのですがパートナーが不調な時間帯や試合は必ずといっていいほど現れます。そのときにパートナーを守ることができるかが拮抗した試合の勝敗を分けていたのです。

カテゴリー: テニス選手 | 投稿者ryu 09:58 | 2件のコメント