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「縮こまったフォーム」の矯正方法

こんにちは。
アルゼンチンオープン決勝、錦織選手負けてしまいましたね。ドルゴポロフ選手のサーブが良かったのですが錦織選手曰く土に石が混じっていたりコートの状態が悪かったそうです。
合わせて打つドルゴポロフ選手に対してしっかり構えて打つ錦織選手ではドルゴポロフ選手のほうが合っていたのかもしれません。

さて、一体形成のフォームとは腰、肩、腕の上半身が一体となって下半身の力や体重が生み出した力をダイレクトに伝える感覚です。
スポーツ経験のない大人からテニスを始められた方やテニススクールで自分でパワーを出して自分でそのパワーをセーブしてしまう「縮こまったフォーム」が身についてしまった方は意識的に練習しないと得られない感覚だと思います。

では、スクールで「縮こまったフォーム」にされてしまった方向けのアドバイスです。

グリップはセミウエスタンからウエスタンを想定しています。
歩くときに自然に手を交互に動かしますが右手が前に出たときに左手は後ろに下がります。

右利きのフォアハンドの場合、右手が前に出て左手が後ろのときがインパクトのときです。この感覚をインパクト前からイメージとして持っていただきインパクト時(わたくしの感覚としてはインパクト後)に取り入れてみてください。

一体形成のフォームでパワーロスが少なくこの感覚が成功した場合、以下のジョコビッチ選手の画像のように右肩が顔の正面あたりまで勝手に回転してきます。
スピンでコート内にねじ込まれバウンド後にキックして伸びる錯覚を利用したテニスが可能です。

 

余談ですがよくテニススクールではフィニッシュの見た目の形を元にした指導が行われます。

車のワイパーのような腕の動作を行う「ワイパースイング」がそうですがテニス経験が増すことにより打てるようになりますが

あるボールを打った後の結果の形であり、形を先に求めた打ち方をしてしまうと運動連鎖が身につかないと思います。

その打ち方にならないのであればグリップや別の原因があると言っていいでしょう。

ドルゴポロフ選手であれば「狙ったところにイメージどおりの球威で打てればカッコなんてどうでもよくね?」と言われてしまうかもしれませんね。
では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 22:07 | 2件のコメント