エビデンスなき情報にご注意ください。

こんにちは。

この前、ある量販店で販売員の人がアンディ・マレーも使用しているので信頼性がありますと年配の男性にラケットを薦めていました。
企業が自作自演で作り上げた情報を元に伝言ゲームのように販売員や雑誌のライターを通じて世間に広ろまります。

DeNAの一件で浮き彫りになったDeNAとまったく関係ないと思われていたサイトが実は裏で運営者と繋がっていてステルスマーケティングをしていたことは記憶に新しいですね。

根拠や証拠といったエビデンスが不正確または不明瞭な情報をあたかも正しいかのように撒き散らしていました。そういった情報を受け売りとしてコピーしていくことにより情報が少しずつ変わっていってしまうところも怖いところです。

氷山の一角で飲食店評価サイトなど広告主に有利にライバル店に根拠や相手の言い分もないまま不利な情報が放置されている。

Yahooの掲示板でハンバーガー店のマフィンを食べたら胃がもたれて成分表を見たら中国製で成分表の一番最初が「油」で日本製のマフィンは一番最初は「小麦粉」が多い、中国では廃油を新品として売る業者が後を立たず政府の摘発が追いついていない、リスクよりコストという感想の書き込みがすぐに削除されました。ハンバーガー店はYahooの広告主だからです。

不動産情報交換サイトでマンションと戸建ての有名ブランドの掲示板で施工途中を見に行ったと思われる人が印象を悪くする不利な情報が書き込みました。次の日にアクセスしてみると何事もなかったようにその書き込みが削除されていました。

削除された情報もエビデンスが明確でないこともあるのですが広告主が掲示板にステルスで参加、監視しているのであれば反論をすればいいのではないかと思います。コソコソ削除するということは認めたことにもなるのではないでしょうか。

もっともそんなことは関係なく外面をよく見せるために第三者の公正・公平の場を装い利用者を欺くのを目的としているサイトが多いのが現実です。

実はテニスの掲示板の一例ではTenniswarehouse.comの掲示板ではバボラのオフィシャルの広報がアカウントを取得して参加していて受け答えをしているのです。

プロの使っているスペックを公表したり、答えられないことはすみませんが答えられないと書き込んでいます。

 

「~医院は評判がいいみたいですがどうですか?」という書き込みをみたことがないでしょうか。

まず、この書き込みだけであの医院は評判がいいんだと鵜呑みにする人がいるかもしれません。
テレビのドキュメンタリーでは5万円~50万円で口コミを請け負う業者がいて歯科医院のステルスマーケティングの手口の一例です。

そういったアンフェアな手口で口コミの偽装や情報操作を行う企業やそれを幇助する企業は人を欺いて自分たちだけ得をしようという魂胆ですので洗脳された人は不利益を被ることが多い傾向にあります。

数年前になりますがジョコビッチ選手使用ラケットで売り出されているラケットを使用したユーザーがブログで「やはりプロは難しいラケットを使ってるんだな」と納得されていましたがテニスラケットならまだしも?医療の現場ではどうでしょうか。
芸能人のお二方やNHKの「あさイチ」の視聴者の方のFAXで毎年乳がん検診を受けていたのにと口をそろえておしゃられています。レアケースなのでしょうか。機会があれば乳がん検診を紐解いてゆきます。

では。

カテゴリー: テニスラケット, 政治・社会 | 投稿者ryu 12:31 | コメントをどうぞ

今村元復興大臣が浮き彫りにした不寛容社会とは。

こんにちは。

今回はテニスとは関係ありません。マスコミの情報操作による自作自演と情報の受けてがあらわにした「不寛容社会」について語ります。

錦織選手が全米でラオニッチ選手、ラウリンカ選手、ジョコビッチ選手に勝ち、過去を含めて上位選手に勝てたことを踏まえて「もう勝てない相手【も】いないと思うので」と発言したところ前後の内容はそっちのけで「もう勝てない相手【は】いない」というフレーズが切り抜かれて「も」を「は」に意図的に改変もしくは単に聞き間違えたまま使われ言葉が独り歩きしました。

ビートたけし氏がその言葉だけを受け取り錦織選手の発言に対して苦言を仰ってました。

伝言ゲームではないのですからいかがなものでしょうか。

前置きが長くなりましたが本題に入ります。

今村元復興大臣が「東北のほうでよかった」というのは被害額試算25兆円が東京でしたらもっとかかったでしょうという単純な意味でそれを表現する日本語の言い回しとして多用されている「~のほうでよかった」というセットになった繋ぎ言葉がたまたま今回は不幸なことにたいして「よかった」が入ってしまったことによる言葉の綾でした。

カンペ(カンニングペーパーの略)と呼ばれるテレビカメラの前に予め読む文章があるわけでも文章のように何回も読み直したりチェックする人が別にいるわけではないわけですからその人や日本語でよく使うフレーズが組み合わされてしまうことはよくある事だと思います。

芸人が生で誰も笑わず面白くなかったけどオンエアでは「笑い」を入れるからいいでしょうと言っていましたが面白いことだという風潮も自作自演で作って洗脳していることもあり、子供たちがそういうことは面白いことだと思い学校で実践していることも多くなりました。一例を挙げればいじめに同調する「空気を読む」や「いじられキャラ」です。

テレビの取材で福島県のある農家の女性が原発事故で東京の人が電気を使うためなのになんで福島の人が迷惑をこうむらなければならないか と仰っていましたが東北の農作物の最大の消費地は東京なんです。

実は国連と米コロンビア大学による世界幸福度ランキングでは日本は51位で先進国では最下位で選定基準の4つの項目のうち「他者への寛容度」が低かったからです。
NHKの最新の世論調査では、今の日本社会は他人の過ちや欠点を許さない”不寛容な社会”だと答えた人が半数以上に上がり「不寛容社会」という内容で番組が作られるほどです。
自他認める「下寛容社会」でありながら「おもてなし」など外面だけ良くなっているように思います。

錦織選手の発言の改変もそうですが自分たちのミス?はそっちのけで他人の失言には鬼の首を取ったように大騒ぎをする「不寛容社会」が浮き彫りになりました。

日本には「おたがいさま」という日本独自の言葉があるわけですから真意を読む寛容社会の到来を望みます。

では。

 

 

 

カテゴリー: テニス選手, 政治・社会 | 投稿者ryu 12:57 | コメントをどうぞ

ゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ指導方法とは。

こんにちは。
この前、BS放送でタイガーウッズ選手の育ての親と言われるジュニア時代のコーチのルディ・デュラン氏を招き、日本の子供たちの1週間に渡るレッスンの様子を放送していました。

「奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~「ゴルフ」」

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3776/2276010/

テニスの練習で参考になる内容で紹介したいと思います。
大きく2つあり、1つ目が「ポジティブ思考」の構築でいいショットのイメージだけを積み上げていき、悪いショットや失敗といった嫌なイメージをすぐに忘れて切り捨てていくというものです。
2つめが選択方式によりこの場面で自分にあうショットやフォームはどれが一番しっくりくるかを自分で実際に試し見極めていくという練習です。

1つ目の「ポジティブ思考」を育てる特徴としてデュラン氏の考えではショットを6段階評価に分け、4段階目のミスショットの悪いショットを「ぎりぎりセーフ」に置き換えるものでした。
「ぎりぎりセーフ」は「次に挽回できるチャンスがある」、「次に修正できるチャンスがある」というポジティブ思考を生んでいきます。

テニスに置き換えるとバックフェンス直撃のストロークのボールは失敗だとしてもボール1、2個分のロングはダメではなく「ぎりぎりセーフ」で相手を押し込める深いボールになりうるという考えです。次は1歩後ろのポジションから打ったりスピンを強めにかければいいという挽回のショットの目安となるわけです。
親御さんたちも驚いていたのですが日本の指導でよく行われている「ダメ出し」とは間逆の発想です。
この思考の積み重ねがタイガーウッズ選手の大逆転や追い上げる精神力を生んだようです。

日本の選手が外人選手との対戦で崩れやすく競り負けることが多いのも関連性があるのかもしれません。
実は昔のIMGニックボロテリーも選手のいい部分だけを褒める方針でした。
錦織選手のタイブレークの強さ、フルセットまで持ち込む勝負強さやフルセットの勝率の高さもそういったところから培われたのかもしれません。
この仮説が正しければ日本のテニスの練習で古くから行われてきた「ダメ出し」練習は大事なポイントに弱い思考を生みやすいという競技スポーツとして致命的な欠点になると思います。

2つ目が自分のスタンダードを構築するというものです。
デュラン氏はゴルフのパターで「打つ方向を見て打つ方法」「ボールを見ながら打つ方法」「打つのを決めたら目を閉じて打つ方法」などいくつかの方法を提示して自分がどの方法が一番うまく行くかやり易いかを実際に試して子供たちに選んで決めてもらいます。

実はこの方法はジョコビッチ選手のジュニア時代のコーチのゲンチッチコーチの方針と同じなのです。
「今のボールはこの方法とこの方法があるけどあなたならどちらを選択する?」という指導方法です。あくまでヒントを与えて自分で考えさせ自分で決めさせるという方針です。

この指導方針はタイガーウッズ選手とジョコビッチ選手というゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ実績を作ったということになり今後のスタンダードになっていくのではないでしょうか。

今のロブをライジングで打つ方法と下がってボールが落ちたところから打つ方法とノーバウンドで打つ方法があるけどどうする?といった具合です。ゴルフと違い打ち返す対戦相手がいるのでそのときの状況によっても変わってくるでしょう。

テニススクールではラリーで同じボールを安定して打つというコーチ主体の考えから同じスピンボールを安定的に打つフェレール選手タイプと違う回転のボールをランダムに打つフェデラー選手タイプなど生徒に選択させて伸ばす生徒主体の指導方針が有効でしょう。

 

伊達公子選手はWOWOWの対談でご自身のスタンダードの「ライジングショット」はどのようにして生まれたのですか?の問いに

「よく聞かれるのだけど、「ライジングショット」を練習しようとしたわけではなくて私は走り回ってボールを取るのが嫌いで、できるだけ走らないで打つにはどうしたらいいか練習していたら今の打ち方になっただけなんです。」

ご本人は理由が理由だけにあまり言いたくないのだそうです。
洗濯機や掃除機もそうであったように伊達公子選手も「めんどくさい」を「ポジティブ思考」の発想で練習していたんですね。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手, メンタルトレーニング | 投稿者ryu 17:37 | コメントをどうぞ

スタンダードとは何か?スタンダードがもたらす弊害。

こんにちは。

更新が空いてしまいました。

書き込みをほぼ全部を読んでくださった方がおられるようでありがたいことです。

コメントで「スタンダード」というフレーズをいただきまして記事のヒントになりました。

スタンダード化の弊害を書きたいと思います。

個人的には日本のテニスやIMGニックボロテリーもスタンダード化してから弱くなってきたと思っています。

ある3つの別々のジュニアスクールのコーチの方針があります。

1つ目のスクールはオムニコート用に低いフラットの強打で打ち続けるテニスを教え込まれる。

2つ目のスクールは弾道が高めのループボール主体のテニスを教え込まれる。

3つ目のスクールは試合でフォームが崩れるため、フォームが固まるまで試合に出させない。

共通するのはその教えに合致する生徒は伸びる可能性がありますが、それ以外の人はザルから振り落とされるということです。

 

ピート・サンプラス氏は言っています。

「僕のコーチ(ティム・ガリクソン氏)は僕のプレイスタイルから両手バックハンドから片手バックハンドの変更を提案してくれて尽力してくれました。それからポイントがとれるようになりました。僕の最大の転機となりました。」

サーブアンドボレーのスタイルではリーチの点やサーブからボレーまでグリップチェンジがほとんどいらないシングルバックハンドのほうが有利だったのでしょう。

身長、体重、筋力、性格が違うのですから個々に対応していく必要があるのではないでしょうか。

 

ロジャー・フェデラー選手のお母さんは言っています。

「小さい頃、ロジャーとラリーをするとドロップショットや変な回転の球を打ってきてラリーが続かないの。でも、注意はしなかったのよ。それが彼の個性だと思ったから。だから自分の子供が他の人と違っても心配しないで受け入れてあげて。」

 

大人になったフェデラー選手をディミトロフ選手はこう言っています。

「彼は同じ回転の球を打たないんだ。だから次にどんな球がくるか考えてしまうんだ。」

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 10:46 | コメントをどうぞ

設備投資を怠るスクール

こんにちは。
イレギュラーバウンドが多発する状態が非常に悪いオムニコートを使用し続けているテニススクールが実に多く自分達だけ得をしたいスクール側の怠慢です。

酷いコートはサービスラインが薄くなり砂で隠れて見えません。
サーブの正確性を磨くのにサービスラインが見えないコートは致命的な欠陥です。

将来性のあるジュニアのレッスンで使用するのはもってのほかだと思います。
このようなコートでは勘でサーブを入れたり、ただ入れるだけのサーブになりがちです。ジャッジも曖昧になりやすいです。
また、砂を多くしてごまかしているため砂浜のように走り出しに足をとられます。
クレーコートは意図的にすべることができますが砂の多いオムニコートは勝手にすべってしまい危険です。また意図的にすべるときに砂がなくなって急にグリップして突っかかり危険です。

砂の多いコートは砂が直射日光をプリズムのように反射して下からの紫外線がすさまじいです。

イレギュラーバウンドの多いコートではバウンドが不規則になるため予測することが困難になり最初にテニスを覚えるにはショットの正確性が身につきにくいと思います。

わたくし自身の経験ですがオムニコートのベースライン付近の痛みやすい箇所の下をベニア板で補修していてイレギュラーバウンドによるボールの変化でフォームが崩れたにもかかわらず、コートの状態を一番知っているであろうコーチが待ってましたと言わんばかりにそのフォームを見て修正しようとしたときは失礼ですがコーチの目は節穴と思わざるおえませんでした。

ちゃんとしたオムニコートは走りやすくバウンドの規則性がありラインがはっきりとわかります。そのようなコートは転んで擦りむいてお金を払って痛い思いをすることがほとんどなくテニスがもっと楽しくなります。
料金からしっかり設備投資しているスクールは定期的にちゃんと張り替えています。
しかし、張り替えで料金の値上げをするスクールがあります。本来はコートは定期的に張り替えるものであり料金から積み立てておくものだと思います。修繕費積立金を使い込んでしまったマンションではないのですからそれを理由に値上げをして回収しようとするのはいかがなものでしょうか。

では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 21:06 | 2件のコメント

[考察] 西岡選手VSワウリンカ選手

インディアンウェルズ 西岡選手VSワウリンカ選手

こんにちは。

選手はあるとき急激に伸びるきっかけとなる試合があります。
フェデラー選手はサンプラス戦、デル・ポトロ選手はロディック戦です。

錦織選手がアルゼンチン人のダンテコーチのはからいでデル・ポトロ選手のサーブで鍛えられたように西岡選手はカルロビッチ戦で「タイミングがつかめてきた」と発言しているとおりこのレベルのサーブに慣れてきたことを意味していました。

次のベルディヒ戦では前回の対戦時はベルディヒ選手のサーブにリターンがほとんど上手くいかなかった記憶がありますが、今回はベルディヒ選手の顔色を変えるほど合わせてきました。

ワウリンカ戦で注目したのがキラーショットであったストロークのアッパースイングによるループキックスピンです。
打球音からもわかるように厚くしっかりヒットしているのでバウンド後に相当キックしており、ワウリンカ選手がおもしろいようにミスヒットしていたことです。
ダニエル太郎選手VSガスケ選手戦でダニエル太郎選手が「チャンスボールだと思ったけどそうではなかった」と同じ状況でした。それは打球時のフォームだけみると押されたときに打点が遅れてしまったフォームと同じだったからです。フォームと球威の違いが生み出した錯覚のショットでした。実はこれを修正してしまうのが日本テニスなのです。

このループキックスピンとフラットの組み合わせが生み出した緩急にワウリンカ選手が翻弄されてしまったのです。

心残りが第3セットの最後のサービング・フォー・ザ・マッチの2ゲームです。
それまでチャンスがあれば積極的にライン際のクロスのショートアングル・ループキックスピンなど危険をかえりみないデンジャラス・プレーヤーであったわけですがこの2ゲームだけは仕掛けるチャンスがあったにもかかわらず消極的になってしまいました。
トッププロは同じ過ちは2回しません。だからトッププロなのです。

西岡選手のショットと戦術をまとめてみたいと思います。

1 打球音が明らかに変わってきた。これは厚くパワーロスが少なくしっかり相手のボール  を捕らえることができている証拠です。

2 左利きのサーブのスライスサーブが伸びてきた。
時折センターのライン際のスライスサーブがありましたがすばらしいキレでした。
これが安定して打てるようになれば50位以内定着もできるのではないでしょうか。

ある選手が言っていました。サーブを常にライン5cmまでに寄せることができることがトップ50以内の条件だと。ちなみに日本のコーチレベルの選手に聞きますとコースをつかなければ180km/hのサーブが打てる精度だそうです。

 

3 リターン能力が大幅に伸びてきた。

4 押されたと思わせた返球のループスピンが実は錯覚を生み出すキラーショットであった。

5 甘いボールを引き出すループキックスピンと攻めのフラットの相乗効果が相手のリズム を崩した。

繰り返しになりますが日本テニスは2と3を疎かにしていると同時に4を修正してしまうのです。来るボールの状態を見ずに受けずにボールの行く末をそっちのけにして見た目だけの修正は試合には無意味どころか将来のキラーショットの伸びしろをつぶします。
強いボールがあらかじめ来るとわかっていたら相手も準備ができます。

課題としてはやはり最後の2ゲームに集約していたと思います。
ナダル選手はある試合後の相手選手の「試合の内容では勝っていた」の発言に対するインタビュアーの問いにこう言っています。

「僕は大事なポイントの取り方を知っている。」

ナダル選手のトニーコーチは「なぜコーチを目指したのか」の問いに「自分自身はスペインの国内大会で優勝する実力はあった。ミスをしないで勝つことはできたが自ら攻めるとミスが増えてポイントをとることができなかった。上の世界で必要な自ら攻めてポイントをとる才能がなかったから選手としてはあきらめそのような選手を育てることにした。」と発言しています。

では。

カテゴリー: テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 13:13 | 2件のコメント

日本テニスにかかわらないと選手の伸びしろは無限大に広がります。

こんにちは。
インディアンウェルズで西岡選手はベルディヒ選手にリベンジを果たしました。
前回対戦時はベルディヒ選手は対戦後のインタビューで西岡選手について

「もっと上でやるにはパワーが足りない。」

と発言していました。
今回はベルディヒ選手がショットに押される場面も多かったですね。
ボディのスライスサーブも非常に効果的でした。

驚いたことに短期間でワカメのようなフォームがどっしりとした安定感のあるフォームになってました。フィジカルトレーニングとチャレンジャー大会でポイント稼ぎをするのではなくATPで粘り強く食らいついて慣れてきたことによる相乗効果だと思います。

松岡修造氏がダニエル太郎選手にもっと上に行くにはもっとベースライン付近で積極的に打っていかないととだいぶ前から解説で仰っていましたが西岡選手がベルディヒ戦でやってのけていました。それと同時にダビド・フェレール選手のようなミスのない粘りもみせました。

西岡選手は日本テニスの技術一辺倒、採点競技思考に常に反抗的でした。
コーチの言うことはまず聞きません。なので従順な女子選手と違いつぶされることはなかったでしょう。

前回ベルディヒ選手のサーブに対応できませんでしたが今回は見事に合わせてきました。

あらためて世界に通用するテニスに必要なものが明確になってきました。

負けず嫌い
テニスは慣れ

古典的学習メソッドで試合とは無関係の練習でつぶされないこと(過去の記事参照)

錦織選手も中学生のときからこれでもかというほど外人のサーブを受けてきました。
ベルディヒ選手は自慢の強力で安定したサーブが返されるようになって顔つきがガラリと変わりましたね。サーブにプレッシャーがかかりダブルフォルトも多かったです。
ストロークではベルディヒ選手が押される場面が多く無理をする場面が多くなりました。
日本テニス協会はわたくしの知る限り今まで何もしてこなかったにもかかわらず突如世界50位以内の2番手の育成を掲げだしましたが、またしてもアウトローの身長170cmの西岡選手が最有力候補として上がってきました。
そろそろ重い腰を上げてもらいたいですね。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 10:15 | 2件のコメント

時代遅れのジュニアレッスン

こんにちは。
今でもテニスコートが10面もあるテニススクールで昔ながらの「古典的学習メソッド」でジュニアレッスンが行われていることを残念に思います。

以下は20年以上前に発表されているベッカー、グラフの幼少期のコーチでケルバー、コールシュライバー、ズベレフ選手を生んだドイツテニスの総責任者の「ショーンボーンのテニストレーニングBOOK」からの引用です。念のために申し上げておきますが引用方法は著作権引用の要件を満たしています。
– ここから –
●古典的学習メソッド
通常の練習では、技術的戦術的な打法の応用方法は完全に切り離して、古典的学習メソッドに従ってそれぞれの打法のテクニックが教えられます。

ボールの飛行、方向、高さ、距離、目標地点、打球結果、プレーヤの立つ位置は考慮せずに、コーチからのいつも同じやさしい球出し、静止状態での身体の位置、コート中央という<極めてよい>同じ地点で(肘の位置、手首の使い方、肩の傾き、テークバックの方向という)技術的な細部の磨きに時間がかけられます。

しかしこのやり方は、試合には無関係で非現実的です。

 

特定の打球テクニックを<栽培している>だけです。静止状態で開発した打球のテクニックはずっと後になってから、いろいろな試合状況で試され、機能しないことにプレーヤーは驚かされます(図1)。
プレーヤーが、突然、身体のポジションも打つポジションも初めてのポジションに置かれたので、それまで静止状態で使われたテクニックは最適に機能できません。言い換えると、プレーヤーは、まだ身についていない運動技能の突然の習得を迫られます。

簡単な打球動作はできますが、先に述べた動作能力の不足から、動いたり止ったりしながら打球を変化させて状況に合わせることはできません。
– ここまで –

米国人が言うには「日本人は米国人より英語の文法に詳しいのになぜ英語を喋れないんだ?」という反省から教育の現場ではアクティブラーニングが今の中学2年生から導入されます。

イギリステニス協会、ドイツテニス協会が長期プランで身を結んできていますが日本テニス協会は今まで何をしてきたんでしょうね。たとえば鈴木大地スポーツ庁長官は野球で試合にでれない選手は約30万人いてフィジカルエリートの宝庫なんだそうです。他スポーツから転向して成功した選手が何人もいる。そういった地道な発掘活動をしています。

話を戻してターゲット指向の最新の学習メソッドを考えます。
テニスは一生で同じ場所でボールを打つことはないと言われています。
どこに来るかわかっているボールを同じような場所で打っても予測力、空間認識力(相手がテニスコートのどこにいて自分がどこにいて ボールがどこにあるかという認識する力)が養われません。
それでボールの行く末はそっちのけで「ラケットを下から」など戦術面を無視した採点競技の視点で修正や技術的指導が行われています。
テニスが採点競技であればフィギュアスケートのようにおそらく世界一になれるでしょう。

ターゲット指向とは予測力、空間認識力など戦術面と技術面をセットで育成する方法です。
つまりポイントをとるため勝つためにどこに打つか、どういったショットを打つか という発想力や戦術面の目的に合わせて技術面が勝手に育成されていく(もちろん習熟度によって錦織選手のようなレベルになれば部分部分の細かい修正はあるでしょう。)。
ドルゴポロフ選手のような選手を二流選手として埋没させることなく練習時間の節約にもなり対戦競技の視点を無意識化に刷り込むにことにより大事な場面でポイントが取りやすくなります。専門家の言葉を借りれば緊張を少なくする方法は練習と試合の差をできるだけ少なくすることです。
アメリカ育ちの錦織選手を除き日本人選手はタイブレークやフルセットにめっぽう弱いのも採点競技の視点でテニスをしてきたからだと思います。

なお、ドルゴポロフ選手のジュニア時代のコーチは素人のお父さんです。
ジョコビッチ選手はジュニア時代、ゲンチッチコーチがつく前は素人のピザ屋のお父さんがテニスを教えていてお父さんはATPのインタビュアーにどのように育てましたかという問いにこう答えています。

「息子には技術的なことは一切教えていない。勝つためにどうすべきかを教えた。」

少なくとも日本の数箇所のテニススクールのジュニアが20年以上前の古典的学習メソッドに従ってそれぞれの打法のテクニックを学んでいる間、ジョコビッチ少年はターゲット思考の最新の学習メソッドを教え込まれていたのです。

ジョコビッチ選手は後にグルテンアレルギーが判明しましたが主治医に小麦粉とチーズとトマトを控えるように言われて「うちはピザ屋なのに!」と言ったそうです。

杉山愛さんはど素人のお母さんにコーチを変更しています。
「母は技術的なことはど素人でなに言ってるのだけど作戦を考えるのは超一流」と発言しています。
錦織選手の参謀はご存知ダンテコーチですね。テレビではよくマイケル・チャンコーチがメインコーチとして紹介されますがこれは誤りで取材陣の勉強不足だと思います。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 00:35 | 2件のコメント

陣営につぶされる日本のトップ選手

こんにちは。

ジュニアチャンピョンのマリン・チリッチ選手がプロ入りして「身長が伸びるのが止まったので2年間筋力トレーニングをみっちりやってからが勝負だ。」とATPのインタビュアーに発言していたのが懐かしいです。

WOWOWのドキュメンタリーで奈良選手がパワーをつけるためにマシントレーニングに精を出していた映像を見たときにまずいと思いました。

マシントレーニングは怪我をしやすい筋肉のつき方になるという常識

を日本を代表する女子選手の奈良陣営は知らないのかと驚愕したからです。
マシントレーニングはトレーニング中の怪我防止のためエキセントリックの力発揮が弱まる仕組みになっています。
エキセントリックとはバーベルを下ろすときに筋肉に力をいれて伸ばされていく状態です。
スポーツ動作では切り返しなどでこのエキセントリック動作が多用されます。
マシントレーニングは人工的な力発揮のため特定の筋肉の力を出すパワーは増加しますがブレーキとなる筋肉動作や周りの支持筋肉の動作が弱まることによりブレーキ役の筋肉との連携やブレーキ役の筋肉や腱が強化されにくい欠点があります。
極端な話、スポーツカーのエンジンに自転車のブレーキが搭載された体になっていきます。

結果、アンバランスな筋肉になりブレーキ役の組織が壊れやすい怪我をしやすい体になりやすいのです。

マリア・シャラポワ選手のトレーニング風景を見たことがあります。

砂浜で体からロープをたらしてその先にタイヤをつけて走っていました。

海辺の急勾配の凹凸が激しい岸壁をダッシュで登っていました。おそらく大きな筋肉と同時にインナーマッスルと呼ばれる支持筋肉も連動して鍛えることができるでしょう。

外国の選手も参加したいという日本の女子レスリングの強化合宿で吉田選手らが選手を担いで砂浜をダッシュしていました。吉田選手は屋内ではダンベルを使っていました。

怪我をしにくい体を作るためスポーツの筋力強化はできるだけ実際の動作に近い負荷のかけ方で行うのが鉄則です。加重はダンベルやバーベルなどのフリーウェイトで行うことが望ましいとされています。

ナダル選手、ジョコビッチ選手、エナン選手はチューブを使い内旋、外旋などの腕、肩回りをトレーニングしていました。エナン選手はチューブで負荷を加えてフォアハンドの素振り動作をしていました。

スポーツ動作で力発揮できる使える筋肉・怪我をしにくい筋肉を手にいれるために女子レスリングの強化合宿に参加してみるのも手ではないでしょうか。

なぜなら、失礼を承知で書きますが奈良選手の球はそれほど強くなっていないと同時にオーバートレーニングの兆候がでているからです。

また、怪我防止も兼ねてつけたはずの筋肉が怪我をしやすくなるという本末転倒な結果だけは避けたいものです。

では。

カテゴリー: テニス選手, フィジカルトレーニング | 投稿者ryu 08:05 | 2件のコメント

インドアテニスにご用心

こんにちは。

今回の広告の注釈には書いていないテーマは以下のとおりです。

*インドアテニスは気候に左右されず快適にテニスをお楽しみいただけますが、屋外のテニスと空間認識が異なりますので試合では弱くなりますのでご注意ください。

インドアのテニスは太陽や風や予定通りテニスができて直射日光による影響も少なく快適にテニスができます。

ここでは大人になって初めてテニスを習い事として始めた(始める)方やテニス未経験の子供にテニスを習わせている保護者の皆様にインドアテニスの弊害を書きたいと思います。

錦織選手が日本滞在中にナショナルトレーニングセンターのインドアコートで練習していて外のコートで練習したいと申し出たことは記憶に新しいです。

インドアでテニスを覚えてしまいますとテニスの上達では遠回りをすることになります。

それはなぜかと言いますとインドアは屋根があるのでサーブやスマッシュの距離感がつかみやすく打ちやすいのですが、外は屋根がないため感覚になれるまで非常に時間がかかります。加えて太陽の位置や風の影響が加わります。

フェデラー選手がトスアップが非常に高いビッグサーバーのソダーリング選手のことをインドアでは彼は脅威なんだ。と発言したことがありますがそういった意図があります。

テニスは外のスポーツです。あるインドアのテニススクールのジュニア育成コースでテニスを覚えた子供たちが試合ではまったく歯が立たなくコーチが外でテニスをやらなければならいことを痛感して嘆いていました。

大人でも同様です。

あるインドアスクールの中級クラスの男性がはじめて試合に出て感想を聞きましたらインドアと外のテニスはまったく別のテニスであることに気づかされて外でやらないとダメだということでスクールを辞めてしまいました。

ある主婦の方が草大会に初めて出場して「外は全然違って全然ダメだった~。」とラウンジで話されていたことも記憶によみがえります。

では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 02:00 | 1件のコメント