カテゴリー別アーカイブ: テニススクール

日本テニスはガラケーと同じになってしまった。

こんにちは。

先日、飲食店でお隣の席の注文が私の注文に入っていて会計後に気づき返金してもらいました。実は他のお店でも同じことがあり2回目です。

最近の一部の飲食店では注文した物がタブレット端末で管理されて会計後のレシートを見るまでお客側で確認ができません。

聞くところによるとテーブル番号22を23と打ち間違えると22の注文が23につくそうです。よくあることでお客様から指摘されなければ連絡手段もなくそのままだそうです。

テニスの事前知識として子供にテニスを学ばせてる親御さんに読んでもらいたい記事をご紹介します。

オムニコート(砂入り人工芝)の問題点はオムニコートに適した選手が選別されて上がってきます。

伊達公子が没頭した修士論文の中身。
砂入り人工芝は日本テニスの大問題。

https://number.bunshun.jp/articles/-/839777

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 04:14 | 2件のコメント

上達目的ならクラスの定員は5名まで。

久しぶりの更新です。

飲食店でお客様の声に聞き耳を立てなさいという格言があります。

「注文した物がまだ来ない。」、「量が少ない。写真と違う。」、高級料亭でデザートが「これって100円で売ってるゼリーじゃないの。」どれも実際にお店で他のお客さんが話していたことです。

ラウンジで若い人の声を拾ってみました。
「1年前から変わってない。」
「1年経っても変わってない。」

上達が目的ならスクール生の立場から10年色々見てきましたが以下の前提条件が必要だと思ます。
定員は5名まで。
週3回までの自由参加のフリーコース。
少なくとも定員5人までは必須条件かと。

10人と5人で練習メニューが同じなのももったいないです。5人なら1面を使った練習がたくさんできますが5人でも10人用の3分割メニューのスクールがあります。

もっと柔軟性を持たせたほうがいいですし四角四面にやるなら人数用のメニューを複数用意したほうがいいと思いました。

ではまた。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 01:02 | コメントをどうぞ

メニューの陳腐化

こんにちは。

久しぶりの更新になります。

錦織選手、ナダル選手のブリスベン欠場は残念でした。

しかし、西岡選手の復帰、大阪選手の新コーチ就任など期待も高まります。

さて、あるスクールで若い女性が死んだ魚の目をして淡々と打っていました。
この方もいずれ辞めてしまうだろうなと思いました。

先日公営コートで待ち時間に隣の女学生の部活らしき練習を見たところ全面に16人ぐらい入り、野球の守備のような定位置で全員で1球のみでボレーボレーのゲームをして盛り上がっていました。

このようなゲーム的要素を取り入れて工夫するあたりは女学生らしいなと感心しました。
また、2面を使い1面のローテーションの順番のときはシングルスのゲームをしていました。

ゲーム前のローテーションで予習し、ゲーム後のローテーションはうまくいかなかったことなどを復習しているようでした。

テニススクールよりも楽しいことをしているわけですから何年も代わり映えしない同じメニューを繰り返すだけでは若い人たちを取り込んだり定着させるのは難しいと思いました。

GUが若い社員に企画やデザインを任せてユニクロの廉価版から脱却したように20年前のメニューをトップダウンで延々と繰り返しているようでは若い女性には訴求できないと思いました。
では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 02:19 | コメントをどうぞ

ジュニアテニスで興味深いことがわかりました。

こんにちは。

ジュニアテニスで関東大会関東ジュニアテニス選手権大会最多出場者数を誇るテニススクールと「ゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ指導方法とは。」でご紹介した指導方法が同じでした。

共通項は「褒める」なのですが実はIMGニックボロテリーの基本方針も同じなのです。

そのテニススクールではグリップで薄いグリップ、厚いグリップどのグリップがいいのかよくご質問を受けるそうですがその選択においても「ゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ指導方法とは。」と同じでした。

伸ばすことはあってもつぶすことは極めて少ない安全な方法だと思いました。

ダメ出し指導法は既存の型にはめる日本古来の安定した指導法ですが、採点競技では有効でも自主性、創造性、意外性を求められるテニスでは大事な場面で萎縮してしまう。迷いが生じてしまうなど欠点も浮き彫りになってきたように思います。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 02:11 | コメントをどうぞ

ゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ指導方法とは。

こんにちは。
この前、BS放送でタイガーウッズ選手の育ての親と言われるジュニア時代のコーチのルディ・デュラン氏を招き、日本の子供たちの1週間に渡るレッスンの様子を放送していました。

「奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~「ゴルフ」」

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3776/2276010/

テニスの練習で参考になる内容で紹介したいと思います。
大きく2つあり、1つ目が「ポジティブ思考」の構築でいいショットのイメージだけを積み上げていき、悪いショットや失敗といった嫌なイメージをすぐに忘れて切り捨てていくというものです。
2つめが選択方式によりこの場面で自分にあうショットやフォームはどれが一番しっくりくるかを自分で実際に試し見極めていくという練習です。

1つ目の「ポジティブ思考」を育てる特徴としてデュラン氏の考えではショットを6段階評価に分け、4段階目のミスショットの悪いショットを「ぎりぎりセーフ」に置き換えるものでした。
「ぎりぎりセーフ」は「次に挽回できるチャンスがある」、「次に修正できるチャンスがある」というポジティブ思考を生んでいきます。

テニスに置き換えるとバックフェンス直撃のストロークのボールは失敗だとしてもボール1、2個分のロングはダメではなく「ぎりぎりセーフ」で相手を押し込める深いボールになりうるという考えです。次は1歩後ろのポジションから打ったりスピンを強めにかければいいという挽回のショットの目安となるわけです。
親御さんたちも驚いていたのですが日本の指導でよく行われている「ダメ出し」とは間逆の発想です。
この思考の積み重ねがタイガーウッズ選手の大逆転や追い上げる精神力を生んだようです。

日本の選手が外人選手との対戦で崩れやすく競り負けることが多いのも関連性があるのかもしれません。
実は昔のIMGニックボロテリーも選手のいい部分だけを褒める方針でした。
錦織選手のタイブレークの強さ、フルセットまで持ち込む勝負強さやフルセットの勝率の高さもそういったところから培われたのかもしれません。
この仮説が正しければ日本のテニスの練習で古くから行われてきた「ダメ出し」練習は大事なポイントに弱い思考を生みやすいという競技スポーツとして致命的な欠点になると思います。

2つ目が自分のスタンダードを構築するというものです。
デュラン氏はゴルフのパターで「打つ方向を見て打つ方法」「ボールを見ながら打つ方法」「打つのを決めたら目を閉じて打つ方法」などいくつかの方法を提示して自分がどの方法が一番うまく行くかやり易いかを実際に試して子供たちに選んで決めてもらいます。

実はこの方法はジョコビッチ選手のジュニア時代のコーチのゲンチッチコーチの方針と同じなのです。
「今のボールはこの方法とこの方法があるけどあなたならどちらを選択する?」という指導方法です。あくまでヒントを与えて自分で考えさせ自分で決めさせるという方針です。

この指導方針はタイガーウッズ選手とジョコビッチ選手というゴルフ界とテニス界のNo.1を生んだ実績を作ったということになり今後のスタンダードになっていくのではないでしょうか。

今のロブをライジングで打つ方法と下がってボールが落ちたところから打つ方法とノーバウンドで打つ方法があるけどどうする?といった具合です。ゴルフと違い打ち返す対戦相手がいるのでそのときの状況によっても変わってくるでしょう。

テニススクールではラリーで同じボールを安定して打つというコーチ主体の考えから同じスピンボールを安定的に打つフェレール選手タイプと違う回転のボールをランダムに打つフェデラー選手タイプなど生徒に選択させて伸ばす生徒主体の指導方針が有効でしょう。

 

伊達公子選手はWOWOWの対談でご自身のスタンダードの「ライジングショット」はどのようにして生まれたのですか?の問いに

「よく聞かれるのだけど、「ライジングショット」を練習しようとしたわけではなくて私は走り回ってボールを取るのが嫌いで、できるだけ走らないで打つにはどうしたらいいか練習していたら今の打ち方になっただけなんです。」

ご本人は理由が理由だけにあまり言いたくないのだそうです。
洗濯機や掃除機もそうであったように伊達公子選手も「めんどくさい」を「ポジティブ思考」の発想で練習していたんですね。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手, メンタルトレーニング | 投稿者ryu 17:37 | コメントをどうぞ

スタンダードとは何か?スタンダードがもたらす弊害。

こんにちは。

更新が空いてしまいました。

書き込みをほぼ全部を読んでくださった方がおられるようでありがたいことです。

コメントで「スタンダード」というフレーズをいただきまして記事のヒントになりました。

スタンダード化の弊害を書きたいと思います。

個人的には日本のテニスやIMGニックボロテリーもスタンダード化してから弱くなってきたと思っています。

ある3つの別々のジュニアスクールのコーチの方針があります。

1つ目のスクールはオムニコート用に低いフラットの強打で打ち続けるテニスを教え込まれる。

2つ目のスクールは弾道が高めのループボール主体のテニスを教え込まれる。

3つ目のスクールは試合でフォームが崩れるため、フォームが固まるまで試合に出させない。

共通するのはその教えに合致する生徒は伸びる可能性がありますが、それ以外の人はザルから振り落とされるということです。

 

ピート・サンプラス氏は言っています。

「僕のコーチ(ティム・ガリクソン氏)は僕のプレイスタイルから両手バックハンドから片手バックハンドの変更を提案してくれて尽力してくれました。それからポイントがとれるようになりました。僕の最大の転機となりました。」

サーブアンドボレーのスタイルではリーチの点やサーブからボレーまでグリップチェンジがほとんどいらないシングルバックハンドのほうが有利だったのでしょう。

身長、体重、筋力、性格が違うのですから個々に対応していく必要があるのではないでしょうか。

 

ロジャー・フェデラー選手のお母さんは言っています。

「小さい頃、ロジャーとラリーをするとドロップショットや変な回転の球を打ってきてラリーが続かないの。でも、注意はしなかったのよ。それが彼の個性だと思ったから。だから自分の子供が他の人と違っても心配しないで受け入れてあげて。」

 

大人になったフェデラー選手をディミトロフ選手はこう言っています。

「彼は同じ回転の球を打たないんだ。だから次にどんな球がくるか考えてしまうんだ。」

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 10:46 | コメントをどうぞ

設備投資を怠るスクール

こんにちは。
イレギュラーバウンドが多発する状態が非常に悪いオムニコートを使用し続けているテニススクールが実に多く自分達だけ得をしたいスクール側の怠慢です。

酷いコートはサービスラインが薄くなり砂で隠れて見えません。
サーブの正確性を磨くのにサービスラインが見えないコートは致命的な欠陥です。

将来性のあるジュニアのレッスンで使用するのはもってのほかだと思います。
このようなコートでは勘でサーブを入れたり、ただ入れるだけのサーブになりがちです。ジャッジも曖昧になりやすいです。
また、砂を多くしてごまかしているため砂浜のように走り出しに足をとられます。
クレーコートは意図的にすべることができますが砂の多いオムニコートは勝手にすべってしまい危険です。また意図的にすべるときに砂がなくなって急にグリップして突っかかり危険です。

砂の多いコートは砂が直射日光をプリズムのように反射して下からの紫外線がすさまじいです。

イレギュラーバウンドの多いコートではバウンドが不規則になるため予測することが困難になり最初にテニスを覚えるにはショットの正確性が身につきにくいと思います。

わたくし自身の経験ですがオムニコートのベースライン付近の痛みやすい箇所の下をベニア板で補修していてイレギュラーバウンドによるボールの変化でフォームが崩れたにもかかわらず、コートの状態を一番知っているであろうコーチが待ってましたと言わんばかりにそのフォームを見て修正しようとしたときは失礼ですがコーチの目は節穴と思わざるおえませんでした。

ちゃんとしたオムニコートは走りやすくバウンドの規則性がありラインがはっきりとわかります。そのようなコートは転んで擦りむいてお金を払って痛い思いをすることがほとんどなくテニスがもっと楽しくなります。
料金からしっかり設備投資しているスクールは定期的にちゃんと張り替えています。
しかし、張り替えで料金の値上げをするスクールがあります。本来はコートは定期的に張り替えるものであり料金から積み立てておくものだと思います。修繕費積立金を使い込んでしまったマンションではないのですからそれを理由に値上げをして回収しようとするのはいかがなものでしょうか。

では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 21:06 | 2件のコメント

日本テニスにかかわらないと選手の伸びしろは無限大に広がります。

こんにちは。
インディアンウェルズで西岡選手はベルディヒ選手にリベンジを果たしました。
前回対戦時はベルディヒ選手は対戦後のインタビューで西岡選手について

「もっと上でやるにはパワーが足りない。」

と発言していました。
今回はベルディヒ選手がショットに押される場面も多かったですね。
ボディのスライスサーブも非常に効果的でした。

驚いたことに短期間でワカメのようなフォームがどっしりとした安定感のあるフォームになってました。フィジカルトレーニングとチャレンジャー大会でポイント稼ぎをするのではなくATPで粘り強く食らいついて慣れてきたことによる相乗効果だと思います。

松岡修造氏がダニエル太郎選手にもっと上に行くにはもっとベースライン付近で積極的に打っていかないととだいぶ前から解説で仰っていましたが西岡選手がベルディヒ戦でやってのけていました。それと同時にダビド・フェレール選手のようなミスのない粘りもみせました。

西岡選手は日本テニスの技術一辺倒、採点競技思考に常に反抗的でした。
コーチの言うことはまず聞きません。なので従順な女子選手と違いつぶされることはなかったでしょう。

前回ベルディヒ選手のサーブに対応できませんでしたが今回は見事に合わせてきました。

あらためて世界に通用するテニスに必要なものが明確になってきました。

負けず嫌い
テニスは慣れ

古典的学習メソッドで試合とは無関係の練習でつぶされないこと(過去の記事参照)

錦織選手も中学生のときからこれでもかというほど外人のサーブを受けてきました。
ベルディヒ選手は自慢の強力で安定したサーブが返されるようになって顔つきがガラリと変わりましたね。サーブにプレッシャーがかかりダブルフォルトも多かったです。
ストロークではベルディヒ選手が押される場面が多く無理をする場面が多くなりました。
日本テニス協会はわたくしの知る限り今まで何もしてこなかったにもかかわらず突如世界50位以内の2番手の育成を掲げだしましたが、またしてもアウトローの身長170cmの西岡選手が最有力候補として上がってきました。
そろそろ重い腰を上げてもらいたいですね。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 10:15 | 2件のコメント

時代遅れのジュニアレッスン

こんにちは。
今でもテニスコートが10面もあるテニススクールで昔ながらの「古典的学習メソッド」でジュニアレッスンが行われていることを残念に思います。

以下は20年以上前に発表されているベッカー、グラフの幼少期のコーチでケルバー、コールシュライバー、ズベレフ選手を生んだドイツテニスの総責任者の「ショーンボーンのテニストレーニングBOOK」からの引用です。念のために申し上げておきますが引用方法は著作権引用の要件を満たしています。
– ここから –
●古典的学習メソッド
通常の練習では、技術的戦術的な打法の応用方法は完全に切り離して、古典的学習メソッドに従ってそれぞれの打法のテクニックが教えられます。

ボールの飛行、方向、高さ、距離、目標地点、打球結果、プレーヤの立つ位置は考慮せずに、コーチからのいつも同じやさしい球出し、静止状態での身体の位置、コート中央という<極めてよい>同じ地点で(肘の位置、手首の使い方、肩の傾き、テークバックの方向という)技術的な細部の磨きに時間がかけられます。

しかしこのやり方は、試合には無関係で非現実的です。

 

特定の打球テクニックを<栽培している>だけです。静止状態で開発した打球のテクニックはずっと後になってから、いろいろな試合状況で試され、機能しないことにプレーヤーは驚かされます(図1)。
プレーヤーが、突然、身体のポジションも打つポジションも初めてのポジションに置かれたので、それまで静止状態で使われたテクニックは最適に機能できません。言い換えると、プレーヤーは、まだ身についていない運動技能の突然の習得を迫られます。

簡単な打球動作はできますが、先に述べた動作能力の不足から、動いたり止ったりしながら打球を変化させて状況に合わせることはできません。
– ここまで –

米国人が言うには「日本人は米国人より英語の文法に詳しいのになぜ英語を喋れないんだ?」という反省から教育の現場ではアクティブラーニングが今の中学2年生から導入されます。

イギリステニス協会、ドイツテニス協会が長期プランで身を結んできていますが日本テニス協会は今まで何をしてきたんでしょうね。たとえば鈴木大地スポーツ庁長官は野球で試合にでれない選手は約30万人いてフィジカルエリートの宝庫なんだそうです。他スポーツから転向して成功した選手が何人もいる。そういった地道な発掘活動をしています。

話を戻してターゲット指向の最新の学習メソッドを考えます。
テニスは一生で同じ場所でボールを打つことはないと言われています。
どこに来るかわかっているボールを同じような場所で打っても予測力、空間認識力(相手がテニスコートのどこにいて自分がどこにいて ボールがどこにあるかという認識する力)が養われません。
それでボールの行く末はそっちのけで「ラケットを下から」など戦術面を無視した採点競技の視点で修正や技術的指導が行われています。
テニスが採点競技であればフィギュアスケートのようにおそらく世界一になれるでしょう。

ターゲット指向とは予測力、空間認識力など戦術面と技術面をセットで育成する方法です。
つまりポイントをとるため勝つためにどこに打つか、どういったショットを打つか という発想力や戦術面の目的に合わせて技術面が勝手に育成されていく(もちろん習熟度によって錦織選手のようなレベルになれば部分部分の細かい修正はあるでしょう。)。
ドルゴポロフ選手のような選手を二流選手として埋没させることなく練習時間の節約にもなり対戦競技の視点を無意識化に刷り込むにことにより大事な場面でポイントが取りやすくなります。専門家の言葉を借りれば緊張を少なくする方法は練習と試合の差をできるだけ少なくすることです。
アメリカ育ちの錦織選手を除き日本人選手はタイブレークやフルセットにめっぽう弱いのも採点競技の視点でテニスをしてきたからだと思います。

なお、ドルゴポロフ選手のジュニア時代のコーチは素人のお父さんです。
ジョコビッチ選手はジュニア時代、ゲンチッチコーチがつく前は素人のピザ屋のお父さんがテニスを教えていてお父さんはATPのインタビュアーにどのように育てましたかという問いにこう答えています。

「息子には技術的なことは一切教えていない。勝つためにどうすべきかを教えた。」

少なくとも日本の数箇所のテニススクールのジュニアが20年以上前の古典的学習メソッドに従ってそれぞれの打法のテクニックを学んでいる間、ジョコビッチ少年はターゲット思考の最新の学習メソッドを教え込まれていたのです。

ジョコビッチ選手は後にグルテンアレルギーが判明しましたが主治医に小麦粉とチーズとトマトを控えるように言われて「うちはピザ屋なのに!」と言ったそうです。

杉山愛さんはど素人のお母さんにコーチを変更しています。
「母は技術的なことはど素人でなに言ってるのだけど作戦を考えるのは超一流」と発言しています。
錦織選手の参謀はご存知ダンテコーチですね。テレビではよくマイケル・チャンコーチがメインコーチとして紹介されますがこれは誤りで取材陣の勉強不足だと思います。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 00:35 | 2件のコメント

インドアテニスにご用心

こんにちは。

今回の広告の注釈には書いていないテーマは以下のとおりです。

*インドアテニスは気候に左右されず快適にテニスをお楽しみいただけますが、屋外のテニスと空間認識が異なりますので試合では弱くなりますのでご注意ください。

インドアのテニスは太陽や風や予定通りテニスができて直射日光による影響も少なく快適にテニスができます。

ここでは大人になって初めてテニスを習い事として始めた(始める)方やテニス未経験の子供にテニスを習わせている保護者の皆様にインドアテニスの弊害を書きたいと思います。

錦織選手が日本滞在中にナショナルトレーニングセンターのインドアコートで練習していて外のコートで練習したいと申し出たことは記憶に新しいです。

インドアでテニスを覚えてしまいますとテニスの上達では遠回りをすることになります。

それはなぜかと言いますとインドアは屋根があるのでサーブやスマッシュの距離感がつかみやすく打ちやすいのですが、外は屋根がないため感覚になれるまで非常に時間がかかります。加えて太陽の位置や風の影響が加わります。

フェデラー選手がトスアップが非常に高いビッグサーバーのソダーリング選手のことをインドアでは彼は脅威なんだ。と発言したことがありますがそういった意図があります。

テニスは外のスポーツです。あるインドアのテニススクールのジュニア育成コースでテニスを覚えた子供たちが試合ではまったく歯が立たなくコーチが外でテニスをやらなければならいことを痛感して嘆いていました。

大人でも同様です。

あるインドアスクールの中級クラスの男性がはじめて試合に出て感想を聞きましたらインドアと外のテニスはまったく別のテニスであることに気づかされて外でやらないとダメだということでスクールを辞めてしまいました。

ある主婦の方が草大会に初めて出場して「外は全然違って全然ダメだった~。」とラウンジで話されていたことも記憶によみがえります。

では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 02:00 | 1件のコメント