木曜日
風穏やかなれど寒さ変わらず。朝から夜の10時くらいまで全豪がwowowで放映されているの大変、とりあえずは日本人選手の活躍を見ることに専念している。
録画の土居美咲vsケルバーの試合を見ていた。シード選手に大接戦で敗れたと宿で耳にしていた。それがケルバーだったのかと感心しながら、ファーストは土居が76 そして67で取られてファイナルに突入していた。がっぷり四つに組んだ相撲のように素晴らしいラリーを続け土居も決して引けを取っていなかったが最後にはケルバーの底力に力つきる。
9時wowowに切り替えると大阪なおみの放映があるらしい。しばらくしてまた切り替えると試合が始まった。相手は18シードのスビトリナ(ウクライナ21歳)、初めて見る選手でねばりず良いストロークで31とリードを許した。さすがシード選手らしく落ち着いたブレーをしていたので、無理かなと感じていたが、雰囲気に慣れてきたのか大阪のミスが減り始めて強烈なショットにエンジンがかかってきた。32 33と平衡カウントになると、守りと攻撃の差は相手にボデーブローのようにきいていたに違いない。
シード選手のプライドで必死に抵抗を試みていたが、手首の返しで打つようなフォアーとラケットを垂らした独特のスイングのダブルハンドバックは矢のように相手のコートに襲いかかり防戦一方に追い込むシーンが多くなる。
200キロ近いサービスも適宜に決まり終わってみれば64 64の圧勝で終わっていた。
次の対戦はアザレンカという。この戦いを観れば大阪なおみの力を確信することが出来そうだ。
ヒューイットはフェレールに敗退する。オンコートインタビューで引退のコメントを地元の大観衆に見守られながらこやかに発していた。
若干二十歳で全米で優勝を果たした試合を記憶している。相手は王者を誇っていたサンプラス、ヒューイットはロケットのように走り回り圧勝したと思う。まもなくしてサンプラスは引退を表明したのだった。