テニスを始めてもう40年になります。
勿論ずっと続けていたわけではなく、全くできない時もありましたし、やっとできるようになっても、週一回のスクールに通うのが精一杯という状態でした。
週1回では上達なんてとてもとても。現状維持だってできません。
それでも、「40年もやってきた」という情けないプライドが自分の中にいるのがわかります。
若い子と試合をやっったりすると(特に高校生)むくむくと頭をもたげてくるのです。
こんなプライド、邪魔以外の何物でもありません。
こんなプライドなんかより、もっとガムシャラに取り組まなければ、自分はいつまでもこのままだなぁ。
以前、練習会の時には「そんなんでずっとやってきたんだ。へえ~。」とあきれられたことだってあります。
自分がずっと成長しているならいいのですが、こんな状態ではキャリアは恥ずかしくて言えません。
ときどき見かける上手い高校生。
彼女の練習を見て、遅ればせながら「続ける」ことの大切さに気が付いた気がします。
彼女の「続ける」は自分のスイング、打点、狙い、全てを自分が管理している「続ける」なんです。
自分と壁の距離を考えて、どれくらいの強さで打ったらいいのか、瞬時に判断して、スイングをしています。
そしてその状態をずっとキープして「続ける」。
振りぬかない「続ける」ではないんです。
振りぬいて(勿論壁との距離によっては振りぬけませんが)「続ける」んです。
彼女を見て、自分が今までいかに漠然と練習していたか、気付きました。
彼女の真似ができるように、意識した練習をします。