先日、むかーしお世話になっていたスクールでの知人と、当時のスクールについて思い出話をしました。
当時は、週1回のスクールに通うのが精一杯で、振り替えもなかなか取れなかったため、
ほとんど同じコーチに教えていただいていました。
そのコーチは本当に教え上手で、多分、今までに教えていただいた方の中ではぴか一!
それまでにいろいろスクールは通いましたが、
どのコーチもとても優しく教えてくださいました。
唯一例外だったのは、学生の頃、夏休みに帰省した折に単発で入ったスクールかな。
本当によく走らされました。
後で聞いたら、「とにかく走らせよう」と苦心されていたとのこと。
まだ自分も20歳前後でしたから、楽しかったです。
冒頭のスクールのコーチは、走らせることもそうですが、技術もいろいろ教えてくださいました。
自分は基本、フラットテニスなのですが、当時はかなりひどくて、深いボールを打とうとすると、ベースラインをアウトするどころか壁に激突させてしまう、
もう、本当にノーコンテニスだったのです。
そんな自分にスピンをやれと。
言われてもできない!
理屈は分かっても、できない…。
もう打ち方が体に染みついてますから。
家でも素振りをしたり、壁打ちをしたりするですが、やっぱりできない。
他の人がどんどんできるようになっていくのに、自分だけできない。
25年位前なので、今のように動画を撮ることもできない。
自分がどんなスイングをしているかわからないから、全然なおせない。
本当に辛かったです。
なさけなくて涙が出ちゃうくらい。
それでも何とか、本当に少~しずつなんとかできるようになって、
そうやってジタバタしている間に、ドンドン次のテーマに進んでいて。
周りの方は、ドンドンその新しいテーマについていけて。
自分は完全に落ちこぼれでした。
スクールに通っていて「辛い」と思ったのは、このコーチに教えていただいた時だけです。
でも上達したかったら、考えて、悩んで、自分でもガンガン練習しなければだめなんですよね。
(そんなことしなくても上達する方だっていますが、自分にはそんな能力がないことは十分わかってますから)
普通に「楽しいテニス」も大切でしょうが、自分にとって上達することは「一番楽しい」事なのです。
で、上達するためには、それなりにというよりも、かなり、自分自身が頑張らなければならないんです。
自分一人の力では、多分全然上達できないから、それを助けてくれるコーチに出会えたことは、とても幸せなことだと思っています。