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19歳新星チチパスが4強

バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル

男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)は27日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク63位で19歳のS・チチパス(ギリシャ)が第3シードのD・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-2のストレートで下し、ベスト4進出を果たした。

【「こっち見ろ」とチチパスに怒り】

この日、予選勝者のチチパスは第1ゲームでいきなりティームにブレークを許すも、第5ゲームから5ゲーム連取の猛攻で第1セットを先取。第2セットもチチパスの勢いは止まらず、このセットでは1度もブレークを与えずに1時間20分で勝利。ATP500で初の4強入りを決めた。

準決勝では、第5シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。カレノ=ブスタは準々決勝で第2シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の準々決勝では、第1シードのR・ナダル(スペイン)と第4シードのD・ゴファン(ベルギー)もベスト4へ進出した。

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モンテカルロの誤審について

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク51位のJ・ドナルドソン(アメリカ)は第15シードのA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に3-6, 3-6のストレートで敗れた。試合中には審判の誤審にドナルドソンが激怒する場面があった。

ATP Masters Series: Monte Carlo Rolex Masters - Day Two

ヴィノラスが放ったサービスは、シングルスラインに乗って大きく滑って切れて行った。
プレイヤーだけでなく、近くにいた観客もそれがフォルトであることはわかった。それぐらい明らかなフォルトに、主審はインの判定を覆さなかった。

モンテカルロのコートはクレーコート。
クレーコートではチャレンジのシステムが使えない。
それは、クレーコートの場合、跡が残るからだ。その跡のことをマークと呼ぶ。マークを指して、証拠を示すことでジャッジは覆すことができるオーバールールがある。一度下したジャッジであっても、この場合はフォルトなわけであり、単にセカンドサーブからプレイ再開という場面だ。

プレイヤーも主審も人間である。完璧ではないだろう。
しかし、プロとしてやっている以上、間違いは許されない。その間違いが起きた場合は、それなりの処分を課すべきではないだろうか。

 

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