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大坂なおみか感じる重圧

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の28日、女子シングルス1回戦が行われ、第20シードの大坂なおみが世界ランク146位のL・シゲムンド(ドイツ)を6-3, 6-2のストレートで破り、3年連続の初戦突破を果たした。
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この日、大坂は過去1勝2敗のシゲムンドに対し、ファーストサービスサービスが入った時に75パーセントの確率でポイントを獲得。1ブレークを許したが終始主導権を握り、1時間18分で勝利した。

試合後の会見では「試合には勝ったけど、自分は完璧主義者だから望んでいたほどいいプレーはできなかった」と振り返った。

「それでも戦い方には満足している。第1セットの終盤で彼女(シゲムンド)に2ゲームを連取されてしまったけど、何とか勢いを止めることができた。あまり最高の状態ではなくても、戦い続けて何とか勝利への道を探していた。それは今日の試合で最もよかったことだと思う」

今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・マンダトリー)でツアー初優勝をしてから、大坂は重圧を感じていると明かした。

「インディアンウェルズで優勝してから、ずっと感じている。全仏オープンはあまり得意なサーフェスではなかったから感じなかったけど、ウィンブルドンは少しプレッシャーを感じていた。この大会へ向けてのハードコート大会も。でも今はそれを乗り越えたと感じている。そして、今はシーズン序盤の頃の気持ちに戻った感じ。だから、もうプレッシャーなどは感じていない。もしあるとするなら、それは内面からのプレッシャーで、外からのものではない」

2回戦で大坂は、世界ランク162位のJ・グルシュコ(イスラエル)と対戦する。

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子どもの話をよく聞き信じること

子どもの話をよく聞いて信じてあげることは、教育の入口である

 子どもが話を聞かないということは、往々にしてあります。その改善は、「耳は二つ、口は一つ」のコミュニケーションによって叶います。
46年間、教育一筋――都立中高一貫校合格者シェア52%で業界1位、都立高合格者数1位を獲得した東京都随一の学習塾「ena」の学院長である河端真一氏の最新刊『3万人を教えてわかった 頭のいい子は「習慣」で育つ』が発売たちまち重版。結果を出すことで証明してきた、その教え方・学ばせ方は、まさに、最強にして最高の子育て論であり、塾教師としての立場でできることではなく、家庭にいる保護者ができることをまとめたのが本書です。
本連載では、子どもたちにとって貴重な時間を保護者としてどう接するか、保護者の対応次第で子は変わるということを実感していただき、今すぐできることを生活に取り入れてください。この夏休みからぜひ取り組んでほしいことを、本書から一部抜粋し、やさしく解説していきます。

● 成績などは関係なく、 まずは信じるということ

 私の塾では社員全員に、会社としての方針や行動指針について書かれた手帳を渡しています。

 そのなかに書いてある言葉に「耳は二つ、口は一つ」というものがあります。これは、自分のことばかり話すのではなく、人の話は2倍聞きなさい、という意味です。

 人間には耳が二つあり、口は一つしかないのに、多くの人は耳よりも口のほうをよく動かします。つまり人の話を聞くことよりも、自分が話すことのほうに熱心になってしまう。それではコミュニケーションはうまくいきません。

 自分の話ばかりを一方的に押しつけてくる人に対して、いい感情を抱く人はいません。それがいくら情熱的な話し方であっても、役に立つアドバイスであっても、話している本人に対していい感情を抱くことができなければ、聞く側はそれを受け入れることができないのです。

 そこで大事になってくるのが、話すよりも聞くということです。

 自分が話すのは少し控えて、相手の話によく耳を傾けること。そうすることで、相手との信頼関係が構築されて、相手の気持ちを理解できるようになります。そのうえで自分が話したいこと、伝えたいことを話せば、相手の理解も得られやすくなります。

 耳が二つ、口が一つなのですから、コミュニケーションのなかで3分の2くらいは話を聞くことに注力してほしいということです。

 これは誰にとっても大切なことです。

 子どもは特に、人の話を聞かないで自分のことをしゃべりがちです。自分の話を聞いてほしかったら、人の話をよく聞くようにと教えてあげてください。

 そして、そう指導するなら保護者も自ら実践しなければなりません。一方的に指図したり説教をしたりするのではなく、子どもの話に耳を傾けてあげましょう。

 「なんでそんなこともできないの?」という小言や、「こうしたほうがいいでしょ」「私だったらこうやるよ」というアドバイスをしたくなる気持ちもわかりますが、そこは我慢して聞くことに徹してください。

 そうすることで子どもも同じように、保護者の話に耳を傾けてくれるようになるはずです。

 あるとき、私が教えていたクラスでこんなことがありました。

 いつも偏差値70以上をキープしている成績優秀な子がいました。その子がなぜか、9月の模擬試験で偏差値45という成績表をもらってしまったのです。

 私は非常に驚いて、「模擬試験の結果、ずいぶん悪かったけどどうしたんだ?」と尋ねました。

 すると彼は言いました。

 「先生、暑くて力が出なかったんだ」

 そこで普通の教師だったら、子どもを問い詰めたり説教を始めたりしてしまいます。

 「暑いといったって、みんな暑いのは同じなんだから、そんなことは言い訳にならないだろう」

 「本当は何か他に原因があるんじゃないのか? どうした?」

 しかし、そんなふうに言われれば子どもは、「僕の言うこと信じてくれないのかな?」と不信感を持ってしまうでしょう。

 私は、もちろん子どもの言うことをそのまま信じました。実際にそのときも、「そうか、暑かったからか。わかった」とだけ答えました。その子が「暑いから」と言っているのだから、本当に暑かったのです。それ以上、詮索する必要はないのです。

 結局彼は、10月からは以前と同じようにいい成績をキープしました。本当に暑かったから点数が取れなかったのです。入試は冬です。

 もともと成績がいい子だから、変調があっても黙って見守る、ということではありません。成績などは関係なく、まずは信じるということです。

 もちろん子どもの言うことが、100%本心かどうかはわかりません。言い訳やちょっとしたウソが含まれていることもあるでしょう。

 それも含めて信じてあげることです。信じてあげれば、子どもは自分が大切にされていると感じ、大人のことを信頼してくれるようになります。信じてあげることによって信頼関係が築かれます。

 子どもの話をよく聞いて、信じてあげることは、教育の入口です。

 【POINT】

 自分の話をするよりも、その倍聞くことを大事にする。
そして、信じることで信頼関係が生まれる。

 <参考文献>
勉強ができる・できないは、遺伝や才能ではなく○○で決まる。

 「自ら勉強する子」にするために親ができることとは?<佐藤ママ×河端学院長 特別対談>

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