☆『幸せ革命』不良少年ヒーロー☆
男子と向き合った時、生徒会の優等生とは仲間になれそうにないから、
自然に悪ガキが集まってくる、ちょうどこの頃、シンナーを吸ってラリってる奴や、
喧嘩ばっかりして、学校にあまりこない奴、その中で一番許せない行為が、
同じクラスメイトのカバンを盗んで、給食費や小遣いを盗む奴、友達を集めて言った、
『不満があるならシンナーに逃げないで戦え、友達の物を盗むな!その代わり、
外で盗んで来たものは、ヒーローが買う』って事になった、
普通の生徒から、万年筆が欲しいって注文が入ると、友達に注文、
すると書店などから万引きしてきて、ヒーローに持ってくる、10ドルの商品を
2ドル50セントで買う、注文した人に5ドルで売る、その人は親から10ドル貰うから、
5ドルの小遣いが出来る、噂が噂を呼んで注文が来る、
実行部隊は恐ろしい奴ばっかりで、1冊の本を頼むと、紙袋に周りの10冊ぐらいを
ボンと落とし持ってくる、そういう風にしてるうちに商品が山のように溜まるし、
お金も、使いきれないほど貯まる、だから、時々スケートに連れて行ったり、
ボーリング大会したりと楽しかった、
ある時、臨時で来た大学を卒業したての綺麗な先生が、噂を耳にして呼び出された、
『お前らさ~、もしこんな事してたら、大変な事になるよ、刑務所行きだよ、』って言われ
『もし、真剣に思うなら、俺達の飲み会に来い!』って言ったら、ほんとに来て一生懸命説得してくれた、
ヒーローは、注文があった物が、どの店からとって来たとかノートに書いてたので、倉庫いっぱいの盗品を、
先生は、お店と相談して、公にしない事を条件に返して来てくれた、後で考えたら、恐ろしいよね、
自分では友達を守ってるつもりでも、犯罪者を育てていたのだから、もし、先生が居なかったら、
今頃、悪い世界で生きていたかもしれないと思う、また、他の先生だったらと思うとゾ~っとします、
書店や衣料品店、スポーツ店の皆様、ご迷惑をおかけしました、すみません。社会にも、其々の生活があり、
一生懸命に頑張ってるのに、盗まれたら悲しいですよね、って後でおもいました、
初恋の人もシンナーを吸って補導、職員室に行く途中、ヒーローは悪さをして、校長室でケツバット、
クラスも離れ、気まずい場所でしか逢えない、だけど、やっぱり好きでした、ここで又、考えを変えようと思った、
ちょうどデパートでロバートキャパ展を見て、魂が震えた、写真が世界を変えれるのかもしれないと思った、
世界を平和にするには、戦場カメラマンしか無いと思った、学力もいらないし、勇気があれば大丈夫と思い、
沖縄の有名な写真屋さんをみんな回ってお願いした、写真の現像技術を習得するには、写真屋さんに入らなければ、
だけど、何処も断られた、『中卒は技術が見についた頃、直ぐに辞めるから、採用しないんだよね、』って、
給料いりませんのでお願いしますって言っても、ゴミのように扱われた、もう直ぐ3年に上がるまえだった。