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「ラケットを下から」の指導が生んだトップジュニアの悲劇。

全日本ジュニアテニス選手権で優勝した女子選手で海外遠征して惨敗を喫してテレビの取材でこう言っています。

薄いあたりのスピンでは外人には通用しないことがわかったんです。今は厚いあたりスピンを練習しているんです。薄いあたりのスピンをチョリンチョリンのスピンって呼んでいます。

薄いあたりのスピンを薄いあたりのスピンで返してきてくれているうちはいいのですが、薄いあたりのスピンを厚いあたりでぶっ叩いてくる人が出てくると太刀打ちできません。

子供は最初厚いあたりのボールを打ちます。コートに収めるために「ラケットを下から」という受け売りが蔓延したようです。

悲劇が続かないことを願います。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 01:53 | 1件のコメント

西岡選手、ダニエル選手とトッププロのフォームの違い。

まずは失礼な表現をお詫びします。
西岡選手、ダニエル選手のフォームを一言で言うとワカメのようなジュニアのフォームです。

トッププロはドッシリとした構えからゆっくりとしたフォームで重い球が放たれる錯覚を利用したテニスです。

ダニエル選手が先日のデビスカップでガスケ選手の球をこう表現しています。

「チャンスボールだと思ったらそうではなかった。」

ツアーファイナルでジョコビッチ選手の打った何気ない球が予想以上に伸びてきて錦織選手がコントロールミスをしている場面が随所にありました。

ゆっくりなのになぜ重い球になるのか。
2つ理由があると思います。2つは1つでどちらがかけても連動しなくなり相乗効果は生まれなくなります。
1つは重いラケットを使用しているという点です。ジョコビッチ選手やフェデラー選手のようなフラットドライブ系のストロークを主軸した選手はラケット単体で340gのラケットを使用しています。伊達公子選手は370gです。例に倣うとトミック選手もプロの中では重いラケットを使用していると推測されます。フォニーニ選手は例外で315gでしたがバランスが325mmとスイングウェイトは重いと思われます。
スピン系の選手はナダル選手で314g、バランス325mm(数年前のデータ)、ツォンガ選手で325gのバランス325mmでフラット系の選手と比べ軽めです。

 

もう1つは腕と体の一体形成によるフォームです。
ヒントはWTA最高5位の160cmのドミニカ・チブルコワ選手の躍進にありました。
彼女のストロークのフォームを観察しますと体と腕を固定してオープンスタンスで凧が回転するように体重をぶつけるフォームで腕によるフォロースルーはほとんどありません。
錦織選手も同じ種類のフォームと言えると思います。
ちなみに303g~315g程度のラケットでも一体形成の凧回転による体重をぶつけるストロークによりゆっくりとしたフォームから相手が押されてしまう球を打つことができました。一般愛好家へのダウンサイジングが可能だと思います。

 

 

カテゴリー: テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 12:56 | 2件のコメント