日別アーカイブ: 2017年4月25日

パレット作成、値切すぎて失敗

私が物流会社で配車業務をしていたころの話です。
化学会社から主に樹脂を倉庫で保管する仕事をしていました。
パレットに関しては、荷主となる化学会社のロゴ入りのパレットを借りて保管と輸送をしていました。
パレットは、配送後(配送先で荷卸しをして)、もしくは出荷後に空くので保管しておき、まとめて化学会社に返すことになっておりました。
しかし、配送先でもパレットがほしいので、パレットまま荷卸ししても文句をいわれないので、ドライバーとしてはパレットごと置いてくるケースがほとんどでした。

配送先で使用後、返却してもらいましたが全てが回収できていなかったので、荷主への返却数が合わないという問題になり、返却数以上のパレットが貸してもらえないようになりました。
そこで、会社のパレットを作成して、その荷主のパレットを返却することになり、5000枚作成することになりました。
担当したのは倉庫部の部長で、業者に発注しました。

想定の値段より安く作成できたため、社内の経営会議で自慢げに報告していたことはよく覚えています。
私はパレットの作成方法はわかりませんが、木製なので作成してすぐ使用できるわけでないらしく、パレットが来るまで3か月くらいかかったような気がします。
使い始めて1か月くらいたったころですが、パレットの破損が増えたことに気づきだしました。
中でも自社のパレットが多く、なぜなのか調査することになり原因がわかりました。
通常パレットの板の厚みは1センチあるのですが、自社のパレットは9ミリしかなかなっかたようです。
部長がパレットの発注金額を必要以上に値切ったようで、業者も利益をだすために木材を減らしたようです。
自社も初めての発注だったので、業者になめられていたうえに担当の部長が値引きを優先したことでの対応だったのかなと思っています。
何事も自分のところさえよければそれでいいと考えると、しっぺ返しがくるということですね。(特に知識の薄い部分は注意しましょう)

https://www.yokoshin-co.jp/

カテゴリー: 仕事 | 投稿者mokomoko1 15:20 | コメントをどうぞ