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さくらんぼの漬物

以前、旅行でさくらんぼの漬物というのを食べたことがあります。漬物と言えば大根とかカブとか、あとはキュウリや白菜の浅漬けとか、とにかく野菜が中心のものというイメージがありますよね。そのさくらんぼの漬物は山形の旅館で食べたのですが、まさか果物が漬物になるとは思わず驚きました。そしてその漬物がまた、ご飯によく合っていてさらに驚いたものです。その土地その土地の食の文化って面白いものだなと思った瞬間でもありました。

それにしても、どこにいってもおいしいものであふれている日本って本当にいいな、と旅行をするたびに思います。今はお取り寄せで遠くの名産品が簡単に食べられるようになりましたし、おいしいものを食べると幸せを実感します。さくらんぼの漬物、自分でもつけてみようかな、でもやっぱりそのままフルーツとして食べたほうがいいかな、とさくらんぼをスーパーで見かけるたびに思ってしまいます。
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カテゴリー: | 投稿者mokomoko1 09:19 | コメントをどうぞ

無農薬玄米を食す意味と農業

生命力(玄米を水に浸せば発芽します)のある陽性な玄米にはたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。特に糠と胚芽の部分に栄養が豊富にあります。白米より玄米の方が栄養的にも優れているのですが、玄米を食す時にその安全性が問題となります。糠には残留農薬がありますから農薬も一緒に食べてしまうことになります。無農薬・無化学肥料、出来れば無堆肥のものがあればよりベストです。有機肥料も完熟してない肥料は微生物の増殖のせいで窒素飢餓状態を引き起こし、硝酸態窒素が土中に流れ出て作物にも残留します。硝酸態窒素は体内で亜硝酸やニトロソ化合物に変換されると発ガン、肝障害、生殖機能の障害といった健康被害を引き起こすと考えられているので、欧州では規制の対象なのに、日本ではまだ規制されない現状です。

また、農薬栽培は健康被害ばかりでなく、土壌の悪化や生態系の破壊をもたらし環境悪化へと繋がります。未来のことを考えた時に、生産性ばかりを重視していてはこれからの農業の行く末が案じられてなりません。無農薬へと方向転換していく時だと思います。

玄米は食物繊維も多く含まれているので、便秘の解消に効果があるし、解毒作用もあります。長崎の被爆者に玄米と塩だけのおにぎりと塩辛い味噌汁で解毒を促し効果があった例もあります。ただし、この時に砂糖などの甘い物は一切禁止でした。それだけ解毒作用が強いということだと思います。

無農薬玄米を土鍋でふっくらと炊いて、よく噛んで(1口30回は噛む)その甘みを味わって食すのがいいかと思います。身体が冷えるとか何かしら不調がある人は、無農薬玄米の持つ陽性さを取り入れて改善していく方法がお勧めです。現代人はあまりにも米を食べない人が増えているから、身体の病気や心の病気にかかるのです。古来より大和民族は米を主食としてきたのですから、その原点に戻る時なのではと思います。米のもつ力によって底力が湧き、自然治癒力・回復力も戻ってくるように思います。

カテゴリー: | 投稿者mokomoko1 15:30 | コメントをどうぞ

地下水で流しそうめんと旭川での日々

今年の夏休みは家族4人で主人の実家へ行きました。実家は北海道の旭川。毎年の帰省を子どもたちも楽しみにしています。

特に楽しみなのが「流しそうめん」地下水を引いているので、水道料を気にすることなく使えることは嫁として気兼ねがないのも魅力。いや、それ以上に真夏でも手が痛くなるほど冷たくて気持ちの良い水で流すそうめんのおいしいこと。広い庭に太い竹で作った流しそうめんのコースを組み立てて、周りに子どもたちを座らせます。流すコースは長さにして3メートル弱ではあるけれど、竹の直径は17~18センチくらいはある太さで余裕です。最終地点にざるをおいてすくい切れなかったそうめんを受け止めます。ミニトマト、小さく切ったスイカ、さくらんぼなどデザートも流すと、子供たちは取り合って喜んでいました。水が冷たいから本当に涼しくて、大袈裟だけど天国のような気分なのです。

薬味は義父母が庭で育てているシソをきざんで使います。美味しく食べるコツと言えば、つけつゆは少し濃い目にして作ること。そう、ご想像通り水に乗って流れるそうめんをすくってつゆに浸けるとアッという間に水っぽくなってしまうのです。ちょうど良い濃さによりもやや濃くしておくと、つぎ足す時も便利です。水って大切ですよね。水がおいしいと食べ物は何でもおいしくなるし、食欲が増して子どもも大きく成長しますよね。

そういえば旭川ってラーメンと動物園のイメージが強いかと思います。確かに多くの観光客が旭山動物園を訪れ、旭川ラーメンを食べに来ていま

す。でも、もうひとつの顔は「お菓子の街」。ひとつのお菓子やさんが洋菓子と和菓子の両方を製造するのが当たり前と言っていいほど、お菓子やさん激戦区。北海道ですから良質な材料も豊富ですし、地元の食材やキャラクターを活かして色々な店がしのぎを削っているのです。お土産に焼き菓子を買おうとしても本当に迷ってしまいます。特に最近ではカフェと店舗と製造工場が一緒になった店などがあって、おしゃれでかつ多種のスイーツが楽しめるようなスポットもあちこちにあるのです。

観光バスが停まるような大きな店では、試食ひとつとっても大きなサイズで全種類が試せるという太っ腹さ。しかもどれもおいしいのですから、研究されています。もともと老舗のお菓子やさんが多い街ではあるのですが、ここまでオリジナルを次々と開発するってことはどれだけ競争が激しいのかと想像がつきます。熱い、って感じです。購買者にとってはレベルの高い味を楽しむことができるので、うれしい限りです。

食べ物のことばかりになってしまいましたが、もうひとつ食べ物に話をしてしまうと。やはりラーメン屋さん。老舗の店はふつうのラーメン屋さんですから混み合う時間帯は少し待たされます。それでも皆食べにきますね。一時、ラーメンブームの頃に話題になったようなパフォーマンス的な湯切りをする店はありません。○○系とか誰の弟子とかそういう看板は見かけません。ただ、それぞれの老舗の人気店はすごく良い店なんです。行ってみるとわかると思いますが、店主さんがちゃんと目を光らせていて、ラーメンを運ぶ人達も動きが無駄なく親切で的確。なんというか、きりっとした店なのです。どんなに混んでいても、上手に席に組み合わせてくれるし、待っている人も納得なんです。そんなラーメン屋さんが何軒もあるってうれしいことです。赤ちゃんがびっくりするような大きな声で「しょうゆ一丁!」なんて声はなく、おばちゃんが普通にオーダーを取って、失敗なくスムーズに運んでくれる店です。そんな基本がしっかりしているから、誰でも安心して食べにいけるし、何代も続くんだろうなって感じます。
旭川のおいしい話でした。

カテゴリー: | 投稿者mokomoko1 18:29 | コメントをどうぞ