無農薬玄米を食す意味と農業

生命力(玄米を水に浸せば発芽します)のある陽性な玄米にはたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。特に糠と胚芽の部分に栄養が豊富にあります。白米より玄米の方が栄養的にも優れているのですが、玄米を食す時にその安全性が問題となります。糠には残留農薬がありますから農薬も一緒に食べてしまうことになります。無農薬・無化学肥料、出来れば無堆肥のものがあればよりベストです。有機肥料も完熟してない肥料は微生物の増殖のせいで窒素飢餓状態を引き起こし、硝酸態窒素が土中に流れ出て作物にも残留します。硝酸態窒素は体内で亜硝酸やニトロソ化合物に変換されると発ガン、肝障害、生殖機能の障害といった健康被害を引き起こすと考えられているので、欧州では規制の対象なのに、日本ではまだ規制されない現状です。

また、農薬栽培は健康被害ばかりでなく、土壌の悪化や生態系の破壊をもたらし環境悪化へと繋がります。未来のことを考えた時に、生産性ばかりを重視していてはこれからの農業の行く末が案じられてなりません。無農薬へと方向転換していく時だと思います。

玄米は食物繊維も多く含まれているので、便秘の解消に効果があるし、解毒作用もあります。長崎の被爆者に玄米と塩だけのおにぎりと塩辛い味噌汁で解毒を促し効果があった例もあります。ただし、この時に砂糖などの甘い物は一切禁止でした。それだけ解毒作用が強いということだと思います。

無農薬玄米を土鍋でふっくらと炊いて、よく噛んで(1口30回は噛む)その甘みを味わって食すのがいいかと思います。身体が冷えるとか何かしら不調がある人は、無農薬玄米の持つ陽性さを取り入れて改善していく方法がお勧めです。現代人はあまりにも米を食べない人が増えているから、身体の病気や心の病気にかかるのです。古来より大和民族は米を主食としてきたのですから、その原点に戻る時なのではと思います。米のもつ力によって底力が湧き、自然治癒力・回復力も戻ってくるように思います。


カテゴリー: | 投稿者mokomoko1 15:30 | コメントをどうぞ

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