インターネットに接続しているパソコンは、外部から攻撃されやすく、ウイルスや不正な侵入を防止してくれるセキュリティソフトを導入しておく必要があります。主なセキュリティソフトとしては、パソコンを動かしているOSに標準装備されているものもありますが、それだけでは機能が不足してしまう可能性があるので、利用者が多い大手のセキュリティソフトを入れておきましょう。
市販されているセキュリティソフトは、一度インストールしておけば、それ以降はインターネットに接続された時点で自動的に最新の状態にアップデートされることが多く、さらに標準設定のままで必要十分なパフォーマンスを発揮してくれるので、あまりパソコンに詳しくない方でも安心です。パソコンに潜伏してデータの改ざんや消去を行うウイルスについては、セキュリティソフトを開発している会社のデータベースと連動して検知しており、新種に対しても迅速にブロックしてくれます。
現在のインターネット環境は、特定のサイトを閲覧しただけでウイルス等の被害に遭ってしまう事例も出ており、多くのセキュリティソフトにはサイトの安全性を評価する機能や、ファイアウォールという防壁によって悪意がある第三者からの攻撃をシャットアウトする機能も実装されています。個人であってもパソコンのデータが暗号化されてしまい、操作できなくなってしまったというケースが多発しているため、被害に遭ってしまう前に信頼できるセキュリティソフトをインストールしておくべきです。
インターネット上にはフリーソフトとしてのセキュリティソフトも多数ありますが、その信頼性については利用者が自分で判断するしかなく、その使用によって何らかの不具合や被害があっても、全て自己責任となります。セキュリティソフトは、自分の大切なパソコンを守ってもらう電子的な警備員だから、開発と販売元が信用できて、なおかつ、最新の脅威にも対応してくれる等のアフターフォローが充実しているものを選びましょう。
