レオの綺麗なテニスで勝つ!その1

自分で言うのはおこがましいですが、平均的なテニスプレイヤーのなかでは、少しは、綺麗なテニス(フォーム、ボールの軌道)の方かなと思います。

しかし、私含めて、私の周りにもいますが、綺麗なテニスの人って、意外と試合に勝てないんですよね。

練習では上手く、いいボールを打っているにも関わらず、試合になると、負けてしまう。しかも、同じく綺麗なテニスで自分より上手と思われる相手に負けるなら、納得するも、御世辞にも綺麗と言えないテニス、変な軌道のボールを打つような相手に負けると、かなり落ち込みます。

テニス歴40年超ですが、テニスを始めて10年以上、そういう悔しい思いをずっと続けていました。高校の軟式から、大学で硬式に転向するにあたり、まずは、テニススクールへ入り、硬式に変え、ある意味、綺麗なテニスが出来ましたが、試合に勝てない期間が10代後半~20代後半と続きました。

しかし、30歳前後から膝故障までの10年間は、綺麗なテニスで、試合にも勝てるようになり、以下のトロフィー、楯は、すべて、その10年間で獲得したものです(自慢ではなく、実績として。7~8割がシングルスですが)。その自分の勝手な経験値から、何回か記載していきたいと思います。

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まず、綺麗なテニスで、いいボールを打つというのは、対戦相手にとってみると、打ちやすいボールが来ることにもなります。

以前、テニススクールの1つ下のクラスに振替で入り、ボレー対ストロークを行ったときです。私がボレーで、ラケット面をやや上にして、フラットなスィングで玉出しから行い、ボレーも同様に行いました。ストローク側は女性でしたが、何回もラリーが続き、終了後、その女性から、コーチとテニスをしているようで、とても打ちやすかったですと、言われました。(嬉しいことなのですが)

次に、私の後にボレーをした男性は、面をかぶせ、上から打ったため、女性はミスを連発して、申し訳なさそうでした。

綺麗なテニスの弱点の1つが、これなんですよね。相手に打ちやすいボールが行ってしまう。綺麗なフォームなので、予測もされやすく、ボールの軌道も素直で、打ちやすいボールになる。それに対し、相手は、きたない(失礼!)フォームで、予測しにくく、無茶苦茶な軌道で、打ちにくいボールを打つ、結果、負けてしまいます!

そこで、まず、私がとった対策は、綺麗なテニスを捨てるのは、自分のリズムを壊すので、逆効果で駄目です。綺麗なテニスを維持しつつ、工夫をして、相手の打ちにくいボールを打つようにする、これが、対策その1でした。

一例が、バックのストロークです。普通に、スライスで打っても、結構、打ちやすいボールになります。そこで、スライスの回転量を変えています。普通の(どこまでが普通か?ですが、私が普通に打つ)スライス、そして、それより回転がかなり多いスライスです。普通と思っていた相手に、回転量の多いスライスを打つと、ボールがバウンド後、低く、かつクィと伸び、相手は、くい込まれて、ミスしてくれます。

さらに、バックスライスの進化系で、アプローチとドロップショットを交えます。つまり、ほぼ同じフォームから、4つの別のショットが打てるようになりました。

シングルスの常道は、相手のバックを攻めるですが、私は、フォアよりバックが得意で、しかも、球種を4つ持ったことで、勝率がぐんと上がりました。

以上が、「綺麗なテニスで勝つ」の対策、その1です。(少しでも、ご参考になれば)


カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:16 | コメントは受け付けていません。