一昨日、練習会の帰りに、いつもお世話になっているコーヒー屋に寄りました。
ここのマスターは、以前に倒れて入院し、以来体調があまり良くないようで、酸素吸入をして仕事をしています。
家にコーヒー豆はまだあるけれど、まあ、念のため購入しておこう、と寄ったのでした。
ところが、まだ夕方5時過ぎだというのに、お店のシャッターが半分降りかかっていて、どなたか表に出ていました。
今日はもう閉店かと思ったのですが、寄ってみると、時々お店を手伝っていた弟さんでした。
挨拶をして、ふとお店の中を見ると、お店の奥の部屋にマスターの写真が。
弟さんが「5日に亡くなりまして…。」とおっしゃて、
思ってもいなかったことに、茫然としてしまいました。
多分、前回伺ったのは、1月の最後の土曜日だったと思います。
その時はマスターはカウンターに座っていらっしゃって、まだお元気そうだったんですが。
本当に残念です。
狭いお店で、カウンターは3~4席位のホントに狭いお店で、コーヒー豆が何種類も壁に置かれていて、いつもクラシック音楽が流れているお店でした。
お店の前を通ると、マスターが焙煎しているコーヒー豆の香りが漂って。
始めて伺った時、自分が酸味が強いのも、苦みが強いのも苦手だというと、「こんな豆はどうでしょう?」と、自分に合う豆を、一生懸命探してくださいました。
ここに通うようになって何年になるでしょう。
平日はいつも慌ただしくて、コーヒーを入れている時間もないので、休日くらいは豆からひいたコーヒーを飲みたいと思ったのが、このお店とのお付き合いの始まりでした。
先日、あるデパートで開かれているコーヒーイベントに行って、いくつか豆を買ってきて飲んだのですが、やはりこのお店のコーヒーが自分にとっては一番です。
幸いなことに、お店は弟さんが継いで下さるとのこと。
ありがたいです。
テニスとは全然関係のない事を書いてしまいましたが、マスターのご冥福をお祈利すると同時に、幸せな時間をいただいたことに、心から感謝いたします。