先日、スクールの振替で行ったクラスに、もの凄く強打する女性が2人いらっしゃいました。
女性にしては珍しく、全球ガンガンにフラットで強打してくるので、そのパワーに圧倒されました。
いやー、本当に男の方よりもパワフルでした。
速いし重いし。
何度弾き飛ばされたことか。
その二人を見ていると、まるで以前の自分のようだと思います。
誰に対しても、同じようにガンガン打っていくテニス。
(あ、女性に対してはそれほど攻めて行ってはいないつもりなんですが、)
どんなボールでも、打ち方を変えないテニス。
だから、返球もみんな同じ。
そうか、自分はあんなふうに打っているのか。
って、気が付きました。
あんなにせわしなくスイングして、あんなにガンガン強打しているのか…。
あんなにムキになって、全然ゆとりがなくて。
うーん、もうすこしゆったりした方が、
楽だよね。
本人がそれで満足しているのなら、別にいいんです。
でも、強打だけに頼っていても、限界があると思うのです。
大体、上手い女性って、男性ともよく練習しているので、早いボールには慣れているんですもん。
だから、相手のコートを見渡せる力や、狙うところの判断力。
スピードよりコントロール。
そういったものがとても必要になると思います。
以前お世話になっていた練習会で、「あなたは、自分の欠点を本当に治そうとしていないね。
治そうとしていたら、そんな風には打たないよ。」と言われたことがありました。
その時は「自分は一生懸命治そうとしているのに!」と心で思っていましたが、
今は、相手の言葉の意味がしっかりわかります。
その言葉を言われて、もう5年以上経ってしまいました。
今頃気が付くとは情けない限りですが、
気が付かないよりはましだと思うので、
治せるように足掻いてみたいと思っています。