(no title)

hero13

☆『幸せ革命』壺屋焼き登り窯の戦い☆
自分の家から歩いて5分の所に小学校があり、
近所の友達は、この学校に行っているのに、
何故か我が家だけは、30分も掛かる小学校に通ってた、

近所の子供達は、ヒーローが学校で苛められてるって聞いて、…
『よし、俺たちが、やっつけてやる』って事になり、宣戦布告!
困ったけど、しょうがない、だって帰るまで一人だからね、

下校と同時にダッシュして帰らないといけないけど、
足が遅いので、校門に見張りがついている、
ヒーローは、塀を越えて、ひとの家の屋根ずたいに帰る事もあった、
そして、仲間と合流して、壺屋焼きの登り窯のある所で戦争をした、

協定では、焼き物をやく、赤い粘土を投げ合うって話だったけど、
粘土の中に石をいれて投げてきた、それがエスカレートして、石だけになり、
後は、ゴムカンと言う飛び道具を使って来た、

これが、2週間も続いた、そこでヒーローは考えた、
そう言えば、お店してる時のかんしゃく玉があったな~、
それを持ち出して来て、ゴムカンで打つと、相手は総崩れになり、
逃げ出して行った、後を追いかけボスの家へ、そして捕まえて、
壺屋焼きの登り窯の前に連れて行き、かんしゃく玉を背中に当て、
死刑にすると大泣き!ようやく、壺屋焼きの戦いの幕を下ろす、

ま~、それからと言うもの、虐める人は居なくなった、
この時はじめて、もしかして自分は強いかもしれないと思った、

運動会でも、障害物競争だと2位ぐらいになった、
だけど、普通の駆けっこは、相変わらず最下位で、身体は柔軟性が無く
鉄棒やマット運動も出来ないし、リズム感がなく音痴で、
笛やカスタネットでリズムを取るのも苦手だったし、勉強も出来ないし
まるで、劣等感のオンパレードでした、

だけど、主婦やちびっ子達からは、好かれて居た気がします、
家でも少しずつ、兄姉妹とも仲良くなり、過ごしやすくなっていました、

☆『幸せ革命』僕たちの学校!☆
5年生のある時、運動会練習のダンスで、女の子と手を繋ぐのだが、
手を繋ぐのが恥ずかしい、ほんとは繋ぎたいのだが、皆が見てるし、
男のプライドが許さない、繋いでるフリをしてたら、女の子が、
『先生、ヒーローは手を繋ぎません』って言われた、すると先生が、
『手を繋がない人は誰だ!』って言うと、6人ぐらいが手を上げ、
『前に出てこい!』って言われ、出て行くと6人横に並ばされ、
バシッ!バシッ!っと平手打ちが飛んできた、顔がカッっと熱くなった
かと思うと、目眩とともに星がキラキラ回ってる、
『全体を乱すお前らは、学校に来るな!帰れ!』って言われた、

6人とも敵味方で戦ったガキ大将ばっかり、『皆、どうする』って
事になり、学校に行けないんだったら、自分達の学校を作ろうって事になり、
早速、使わなくなった校舎裏の倉庫を片付けて、黒板を設置し、
古い机と椅子を並べると、かっこいい教室になった、先生も居ないから、
交代ずつで得意な科目の先生になる、ヒーローは、得意なものが無いので、
人気の無い理科になった、教えるとなると、勉強しないとね~、

家に帰って、姉ちゃんに教えてもらい頑張った、翌日から、
自分達の学校に登校、日頃は遅刻すれすれに行くのに、
7時半には全員集合、出席をとり、授業が始まる、これが面白いのなんのって、
担任の真似をして教える子や、テレビで流行りのギャグを随所に入れて
授業をする子、給食時間は、皆の弁当を開いて、バフェスタイルで、
好きなのを交互に選んでいって食べたり、お昼寝タイムを作ったり、
超楽しかった、翌日はヒーローの理科の授業、内容はどうだったか
覚えてないけど、凄いウケた記憶はある、

自分達が楽しく過ごしてる間に、
学校では大変な事が起こっていた、問題児6人が全員休んでいる、
これはおかしいって事で、担任に家庭訪問をしろって事になったらしい、
親は、『うちの子は、朝早く学校に行きましたよ!』って、
先生達も方々探し回ったとの事、それを知らない自分達は、
家に帰ると鬼のような顔をした親達が待ち受けていてぶっ飛ばされた、

翌日、学校の校長室に呼ばれ、説教された!。
だけど、『俺達は悪くない、先生が来るなって言うから、
自分達の学校を作ったし、勉強もしてた』って思ってたから、
涙も出なかった、6年の成績も1・2・1・2・1だけど、理科が4になった。もっと見る


カテゴリー: テニスコーチ, ヒーローテニススクール, 玉城 弘 | 投稿者ヒーロー 23:51 | コメントをどうぞ