レオの非常識テニス①ボールは、「よく」見ない!

テニス歴が40年を超え、大して強くも上手くもありませんが、大学テニス同好会、テニスメーカー(カワサキラケット)、社内テニス部、会員制テニスクラブ、テニススクール、社労士テニス同好会、テニスサークルと、いろいろなテニスを経験してきました。

そうした経験から、一般的に言われていることに、違和感を感じることがままあります。

その1つとして、まず、テニスコーチや上級者からよく言われる、「ボールをよく見て打ちなさい」です。

球技ですから、ボールを見るのは当たりまえで、自然とボールを見て打っているはずです。インパクトの瞬間まで、ボールを見て打つということなのか?

でも、ボールを最後まで見ようとすると、一体いつ、打っていいのか分からなくなりませんか?ボールを見ることに集中して、スウィングが滑らかでなくなり、タイミングを取りにくくなる気がします。

で、私は、ボールを「よく」見ないで打ちます。(もちろん、目を閉じているわけではなく、あくまで「よく」は、見ていないという意味です!)

例えば、ダブルスで後衛でストロークを打つ場合、ボールを見る意識は、3分の1位です。

次の3分の1は、如何に自分のタイミングで打てるかという体の動き。(これは見るというより、意識レベルの問題ですが)

そして最後の3分の1は、自分のペアの前衛の位置、相手の前衛と後衛の位置を見ます。これで、ストレートを抜いたり、センターを抜いたり、さらに、相手前衛に捕まっても、だいたいの返球位置が予測でき、リカバリーが出来ます。

ボールは見るのですが、見ることだけに集中しすぎない、人の動き、自分の体の動き、タイミング等々、全体の流れのなかで、ボールを見ることが大事と、私は思っています。


カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:46 | コメントは受け付けていません。