ちょっとテニスの話しはお休みして。
先日(3月18日)、今年度の特定社労士試験(正式には、紛争解決手続代理業務試験)の合格発表がありました。
*注:特定社労士は、労働者と企業との個別労働紛争の代理人となれる資格です。この特定社労士試験の受験資格は、一般の社労士試験(表現が難しいですが、いわゆる社労士になるための試験)合格、+社労士登録、+厳しい特別研修(時間数60時間以上、期間2か月、遅刻、欠席不可、事例の起案提出)修了です。受験する関門自体がかなり高いなかで、さらに特定社労士試験に合格しなくてはなりません。一般の社労士試験も、この特定社労士試験も国家試験です。
今回で、11回目となる特定社労士試験ですが、昨年11月に発表があった一般の社労士試験合格率が、過去最低の2.6%であったことから、特定社労士試験がどうなるか注目していました。
結果、55.8%で、過去2番目の低さでした。10回までの平均が、66.3%、最低が6回目の54.0%、最高が4回目の76.0%、ちなみに私が合格した8回目(この年は、2か月テニスはお休みして勉強してました)が60.3%でした。
司法制度改革の流れで、社労士試験、特定社労士試験とも、難化傾向にあるなと思った次第です。
*特定社労士試験の合格率だけをみると、50~70%で、高いという評価が一部ありますが、前述のとおり、そもそも、合格率10%未満の社労士試験に合格していることが、受験の最低条件です。その合格者のなかでの勝負ですので、かなり厳しいものです。