「4分の3」、何かといいますと、全豪の男子ベスト4の特徴です。
1つ目は、4人のうち、30歳以上が3名であったことです。
錦織は残念な結果でしたが、20代の選手がひしめく中、フェデラー、ナダル、バブリンカと30歳代が3名もいて、かつ、優勝したフェデラーは35歳と最年長であったこと。
フェデラーは、復活という見出しが多かったですが、復活というより、進化している気もしました。
年齢を重ねても、更なるテニスの進化をさせているようで、レベルは天と地ほどの差がありますが、見ているこちらも、年齢に関係なく頑張ろうと、勇気づけられました。
もう1つは、4人のうち、バックハンドのシングルハンドが、同じく4人中3人であったことです。
プロもアマチュアも、両手打ちバックハンドが常識ともいえる時代で、フェデラー、バブリンカ、ディミトロフと、シングルハンドの3名がベスト4でした。
またまた、レベルは天と地ほどの違いがありますが、同じく、バックがシングルハンドの私にとって、こちらも勇気づけられました。
ちょうどテニス(硬式テニス)を始めた頃、ケン・ローズウォールのシングルハンドのバックスライスがお手本でしたが、ほどなく、コナーズ、ボルグという両手が現れ、その後、年々両手が増え、何回か、両手への転向を考え、試しもしましたが、その都度、シングルハンドへ戻りました。
もう、迷いはありませんでしたが、あらためて、勇気づけられる今回の全豪でした。