昨日の練習会で試合形式の練習をしました。
練習の時は自分の直さなければならない所をいろいろ意識できたのに、試合形式になった途端に頭の中からスコーンと、きれいさっぱり抜けてしまいました。(その時は全然気づきませんでしたが、練習が終わってから気付きました。それがまた情けないですね。)
試合になると、本当に打つことだけに真剣になってしまいます。
相手の位置、返球されたボール、どこに打つか、大体これだけで頭の中は一杯です。
その中で、いい返球ができる時と悪い返球しかできない時があります。
いい返球ができたときはいいのですが、悪い返球の時は簡単に2パターンありますよね。
1)相手のボールがいいので、自分がうまく返球できない時。
2)相手のボールはそれほどでもない、もしくは悪いのに自分の返球がうまくいかない時。
つまり自分のミスショット。
自分の場合、明らかに2の場合場多いので、これをいかになくすことがカギなんですが、時々これでポイントが取れたりすることがあります。
昨日の試合形式でも何ポイントかこれがありまして、思わず、「すみません」と謝ってしまいました。
後ろで見ていた方から、「なんで謝るの?」と言われて、一瞬考えてしまいました。
勿論、本当の試合の時は決して言いません。でも、自分が狙っていないにも拘らず、取れてしまったポイントってあまり嬉しくはない気がするのですが。
例えば、自分のボールが当たりそこねていて、イレギュラーして相手が対応できなかった時とか。
いや試合の時、なりふり構ってられるかって時はラッキーとは思ってしまうと思います。うーん、ラッキーという感情も「嬉しい」の範疇だなあ。
あ、でもネットインで相手のコートに落ちたときは「すみません」て言いますよね。
こんなことを考えるのは、まだ自分が勝敗に執着していないからかもしれません。
「何が何でも絶対に勝つ!」と思っていたら、ラッキーも嬉しくてたまらないかも。
尊敬するフェデラーを始め、トッププロの選手はラッキーポイントに対して素晴らしい態度を取ります。
まあ、自分の感情を抑えられないプロ選手の方がはるかに多いのですから、プロでもない自分たちが精神的に未熟でも仕方ないですね。
でも、見ていて気持ちがいいのは「礼節」をわきまえられる選手です。
自分もそんな風になれるといいなぁ。