昨日、元オリンピックバレーボール代表選手の三屋さんの講演を聞きました。
ご自身が今までバレーボールを通して、得られたことをいろいろ話されました。
その中で、オリンピックまでの強化練習が本当に辛くて、体育館に行く途中、毎日、体育館に行きたくないという気持ちと戦っていた旨を話されました。
「この角を曲がりたくない」「体育館が燃えてなくなればいい」そう話す三屋さんに思わず、三屋さんほどの選手でもそんなことを思うんだ、と感動というか、共感というか不思議な感情を覚えました。
自分も春まで練習会が本当に辛くて、毎週毎週「自分が不調になればいい」そればかり考えていました。
教えていただいていることがいつまでたっても全然できない、他の人に比べて自分だけが成長しない、そのことを周りの人からも指摘される。
日曜日は練習会のことを考えると、手は震えるし耳は聞こえなくなるし、もう朝から辛くて、でも今日行かないともう絶対に行けなくなるから、「だからここで一歩踏ん張れ!」っていつも自分に言い聞かせてました。
友人からは、大切な週末をそんな状態で過ごすなんてもったいない、なぜやめないのかわからないとよく言われました。
自分もこんな状態で練習会に参加しても何にもならないと思ってました。
ただ、やめる勇気がなかっただけです。
情けないですね~。
技術のことだけでなく、自分の進退も決断できない、そのことにもとても落ち込んで、自分自身がほとほといやになっていました。
三屋さんと自分を同じレベルで考えようとは勿論思ってもいません。
でも、あの三屋さんも自分と同じようなことを考えていたんだと思ったら、何となく嬉しくなってしまいました。
まあ、中年になってからこんなことを感じるのもどうかと思うのです。ちょっと情けないかな。
普通は学生時代に経験することでしょうからね。