祭日の昨日は、書道の練習会でした。
朝、10時から開始して、終わったのは8時。
まあでも、先生からアドバイスをいただいたり、昼食を取ったり、休憩したり、自分の書いた物の前で考え込んだりetc、で、あっという間に一日が過ぎてしまった感じです。
少しは上達したでしょうか。
筆の使い方や文字の形などは、ほんの少しでも上達したかもしれません。
けれど不思議なんですが、書いた作品を見比べてみると、一番初めに書いた物が「いい」といわれることがよくあるんです。
一日中、ああでもないこうでもないと考えて書いた物よりも、一番初めに、あまり考えずに書いた物の方が線がのびやかなんだそうです。
字の形やらなんやら、いろいろ考えると、全体的に「なんだかな~」というふうになってしまう事があるんだそうです。
自分の作品も、昨日一日で書いた物よりも、それ以前に書いた物の方が、いい線が書けていると言われました。
まあ、確かに一文字一文字の形や筆の運び、なーんてことばかりを考えて書いていて、「全体の筆の運び」なんてことは全然考えもしませんでした。
一文字一文字を考えて書いている時も、全体を見る目を持たないといけないって言う事なんでしょうね。
昨日は先生からいろいろなお話を伺いました。
教える立場の方が思う事は、やはり共通していますね。
一番上達が速いのは、素直な人、だそうです。
自分の型ができている人は、癖を直すのが難しい、等、何でもそうなんですね。
「素直」って、簡単なようでいて、とっても難しいことだと思います。
特にいろいろな知識を吸収すればするほど。
自分はテニスでは本当に頑固者でしたから、せめて書道では素直者でありたいと思っています。