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マレーエキシビの裏話

今週、マレーとフェデラーのエキシビジョンマッチが行われたことは、ニュースで見て知っている人も多いだろう。

試合の途中からは、フェデラーがタータン柄のスカート、マレーが赤毛付きのベレー帽をかぶるなどグラスゴーの民族衣装に着替えてプレーし、会場を大いに沸かせたということなのだ。
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実際には、途中でフェデラーがタータン柄のスカートを履き、マレーにベレー帽を渡し被るように促したのだそうだ。

会場を盛り上げる実況アナウンサーがマレーに対して、「いつもその『かつら』を被ってプレイした方が良い」と言って沸かせていたことは、ニュースになっていない。

確かに、以前よりも薄毛になってきている。ナダル程ではないが。
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開催されたのはイギリスのグラスゴーという所らしい。マレーがイギリスの選手であることは有名であるが、その中でもスコットランド出身であることはあまり知られていなかった。まずもって、日本人からして、イギリスの仕組みがよくわからないのが本音だ。

数年前に、スコットランド独立の是非を問う住民投票を実施し、反対票が過半数を占めたため、独立が否決されたことで話題にもなった。

スコットランドの民族衣装として名高いタータンやキルトは、反乱で敗れた後の18世紀半ばに禁止されていたが、19世紀半ばにジョージ4世がスコットランド訪問の時にタータン柄のキルトを着用したため、スコットランド全域に広がったということだ。
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ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストリア留学し、ATとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。

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70~80年代の天使たち?

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 スコートから伸びる鍛え抜かれた脚、揺れるブロンドのロングヘア。1970~80年代、海外女子テニスプレーヤーたちは、トップアスリートであるとともに、華やかなファッションアイコンとしても存在感を放った。

 1970年代からトップ争いを繰り広げ、女子テニス界を長く牽引したのが、マルチナ・ナブラチロワ(旧チェコスロバキア、アメリカ)とクリス・エバート(アメリカ)。後年、同性愛者であることを明かしたナブラチロワが武骨だったのに対し、ノースリーブや胸元の開いたウェアをまとったエバートは颯爽とし、男性ファンをときめかせた。全仏、ウィンブルドンを制した1974年当時は20歳にして男子選手ジミー・コナーズと婚約中だったが、その後も男性遍歴を重ね、コートの外でも華やかだった。
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 1980年代に入ると西ドイツ(当時)のシュテフィ・グラフが“新女王”として台頭し、1988年、4大大会と五輪を制して、男女テニス史上唯一の「年間ゴールデン・スラム」を達成。日本の男性誌や週刊誌でも、『ペントハウス西独版』がヌード撮影を依頼した、恋人とバカンスに行った、と盛んに記事にした。
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 1980年代の日本はテニスブームの最中。大学でテニスサークルが花盛りだったこともあり、テニス誌では若手の可愛い女子テニスプレーヤーたちを“テニス・エンジェルス”などと呼び、アイドル化させる現象も起きた。

 なかでも人気が高かったのが、アメリカのリサ・ボンダー。テニスの成績は今一つだったが、小林製薬のCMにも起用され、1983~1984年頃には頻繁に来日。カナダのカーリン・バセット、テニス姉妹「マレーバ三姉妹」の長女マニュエラ・マレーバ(ブルガリア)も日本人の間でとりわけ人気があった。
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※週刊ポスト2017年11月10日号より

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