錦織選手と初めて出会ったのは今から15年程前
彼が小学4年生くらいでした。
その頃、北九州のテニスクラブで勤務していたのですが、休みを
利用して島根から練習に来ていた時期がありました。
その時の記憶だと島根では大学生を相手に練習をしているが
練習環境が整っていないという話だったと思います。
物静かな少年でしたが、コートに立つと雰囲気とは全く違った
攻撃的なプレーで、フォアハンドはすでに抜群でした。
試合も何度かしましたが、その頃はさすがに小学生なので勝たせて
もらいましたが、自分の納得のいかないプレー、負けた悔しさで何度も
涙を流していました。しかし感情的ではなくこそっと泣いていた感じでした。
負けず嫌いで、その頃から自分を持っていて自分で修正する能力が高かった
のですが、なんと言ってもご両親のサポートが素晴らしかったと思います。
言いたい事もたくさんあったと思います、13歳でアメリカに送り出す決断、
淋しい思いを我慢して、自分達の気持ちを抑え、子供の為に何がベストなのか
を常に冷静に判断されていたように思います。
彼の今の活躍を見ながら、成功の裏にはやはり家族、チーム、様々なサポートが
あって成り立っているんだなと改めて感じました。
今日の決勝戦満、身創痍だと思いますが頑張って日本人の夢をかなえて
もらいたいです。