PART61 今、そこにある危機

ミスターTです。

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大博士)ハァ、匿ってくれ言われてもなぁ…
服部新一)なんとかなりませんか?
?(ライオン))今度こそ見つかったらアウトなんだ!秘密にしてくれないか?
マーロウ)なんとかしたいが、家出人として登録しないと私たちが危ない。
どうやらライオンがDチームのアジトで助けを求めています。
大博士)名前は?
?)レオンです。
大博士)レオン、か。
服部新一)ところでレオン、何故着の身着のままなんだ。
レオン)僕は何者かに追われていて、捕まったら処刑が待っているんだ。ところどころ転々としてきたけど、とうとう全世界指名手配犯にされたんだ。
マーロウ)もしかして、[温泉旅館銃撃事件]か?
レオン)うん。確かにあの日その旅館銃撃事件に巻き込まれたんだ。でも、僕はあの日ただの野次馬だった。でも何故か現場にあった足跡が僕の物だというデマに旅館の若女将だという中学生が反応して、若女将の仲間3人と一緒になって僕のことを嗅ぎ回り始めたんだ。
大博士)で、いろいろ逃げてきたんやけど尋ね者にされたから匿ってくれ、ってオチか。
服部新一)しかし、犯人隠避などしたら、弁護士としての立場がまずいから、ちゃんと手続きは踏まないと。
マーロウ)そうだよ。レオンは無実なんだろう。何故追われるのか、分からないよ。
レオン)実は、前は地元では負け知らずのヤンキーだったんだ。でも、その地元に愛と正義が現れて、これじゃいけない、やられてしまうと覚悟して真人間になろうとした矢先なんだ。
大博士)まぁレオンの地元じゃちっとしたニュースになったらしいな。レオンが更生の道に踏み出すなど、ありえへん思うてたからな。
その時。一条ルビィの声が聞こえてきました。
一条ルビィ)探したわよ、パチョレック。
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レオン)違う、違うんだ!
服部新一)彼は無実だ!そういうルビィこそ、不法侵入じゃないか!
マーロウ)第一、なんでルビィが…
一条ルビィ)パチョレック、あなたは真人間になると更生を誓ったらしいけど、どうせ嘘なんでしょ?
大博士)貴様!なんや、パチョレックなぞ、ワシら知らんぞ!
一条ルビィ)チェン、あなたは勘違いしているわ。彼はとんだ大嘘つきでごろつきなの。
(一条ルビィの無線機に連絡が入る)
一条ルビィ)はい、ルビィ。えっ、何ですって?パチョレックって、あのレオン・パチョレックでは?違う?わかりました。すぐに向かいます。
(無線機とのやり取りが切れる)
一条ルビィは何も言わずに去ってしまいました。
レオン)フゥ、なんとかなった。
大博士)一条の奴、また来やがって。今度こそシメたるわ。レオン、ワシらに協力してくれないか?
レオン)そんな…でも、やるしかない。
腹を括ったレオン。怒りに震える大博士たち。果たして、この先何が待ち受けるのか?

ミスターTでした


カテゴリー: 『特攻野郎Dチーム』〜世界征服への道〜 | 投稿者ミスターT 20:31 | コメントは受け付けていません。