先日、「他人への嫉妬」について書かれているコラムを読みました。
自分も他人が気になる性分なので、読んでみると、まあ書かれていることが当てはまる事当てはまる事。
自分の知人が書いたの?と思うくらい、見事に自分に当てはまりました。
情けないことに、自分は些細なことで、他人と自分を比べ、相手が羨ましくて、同時に自分がみじめな気持になり、どんどんネガティブになって泥沼化です。
テニスだけじゃありません。
書道だって、水泳だって、いえ、習い事に限ったことではなく、友人、会社の同僚、子供のママ友、はては自分の身内まで。
無意識に無差別に比べてしまって、自分がどっぷり落ち込みます。
「人は人、自分は自分」なんて言っても、やっぱり気が付くと他人と自分を比べてる。
もう、本当に嫌になっちゃいます。
そうやって、他人と比べている自分が情けないし、時には、相手をねたむ自分が嫌になるし、人生を半分以上過ぎても、まだこんな感情に振り回されているし。
で、先日読んだコラムに「自分は今、100メートルダッシュをしている」と思ってみよう、と書いてあったんです。
100メートルダッシュ?ん?
高校生まではさんざんやったけど、ここ10年位全くやったことないなあ(50メートルくらいは、多分PTAか何かでやったかも)。
でも、あの感覚はわかります。
100メートルダッシュをしている時に、他の人を見ている余裕なんてないですよね。
(いや、せっている時なんかは、他人が自分の視界に入って、くそー、負けないぞー!!なんて思う事はありますけどね)
なんせダッシュですから、もう自分の全力をだしているんですから。
というわけで、他人が気になる時は、自分はダッシュしているぞ!と思うようにしてみました。
んー、何となく、今迄より、人を気にしなくなったかな。
まだ何となくですよ。
結局「100メートルダッシュ」は、人の事はいいから、自分の事に集中しろ、ってことだと思うんです。
勿論「自分の事だけを気にしていろ」という事ではないと思います。
他の人を見なければいけない時も沢山ありますもんね。
他の人を考えなければならない時も。
上手く表現できなくてもどかしいのですが、「人のことを一切考えるな」というのではなく、「人と自分を比較するな」という事ですよね。
「100メートルダッシュ」をしている時に、一緒に走っている人の事なんか構っていられませんもん。
それでいいんじゃないか、と今は何となく納得しています。
「100メートルダッシュ」
自分の中では、当分使えそうです。