休日運動公園でのK壮会はめずらしい、もしやと思いながら運動公園に車を乗り入れると駐車場にはアリがたかるように車が殺到していた。ようよう2車線の公園内の道にも車がひしめく状況だ。小学生のサッカー姿が見えた、野球姿も。
全ての競技場が使われているのかと錯覚を覚えるほどだった。遠くなる一番広い駐車場にようよう止めて、おもい用具一式背負い手にして、春を見つけてはシャッターを押しながら目的のコートへ歩を進めた。
少し曇天での試合だったけど、だれも雨が降りだすとは思いもしなかっただろう。予報は曇り晴れだった。2試合目の途中から小雨が降りだし問題あるまいと続けているとだんだん強くなった。中止のふれが聞こえたのでコートから引き上げ、まもなく止むだろうと様子を窺うが本降りのように降りだした。木陰の退避では我慢できない状態にまでなっていった。古い人工芝の4面は雨水で覆われたが、残りの6面は水は見当たらなかった。
ようよう小ぶりとなりそして青空が顔をだして太陽も顔をのぞかせた。ところが「中止します」と世話役がふれまわりながら走ってきた。
みんなきょとんとしているかに見えた。ぼくはどうでもいいと思っていたが、即中止とはふに落ちなかった。
遠方からきている人はぶつぶつ言いながら引き揚げていく、ぼくもおもい用具一式背負い手にして、晴天下をとぼとぼ引き上げて行くとAコート4面で中学生とおぼしき生徒らがソフトテニスに興じている姿に遭遇した。横目で見つめながら、ずり落ちそうなバッグを持ち上げてまだ遠い駐車場を目指した。
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