オタクを自称しているくらいですから、じぶんの愛機についてもこだわりを発表しておきましょう
使い始めて、3年めになる、MANTISのラケット。
すこぶるいいんです。
最初は、MANTIS 300
を使っていました。
このラケットの前に使っていたのが、HEADのインスティンクトなので、使ってみたら素性は似ているからこれでいいかと思って買ったのですが、これがまたなかなかフィットしなかったんです。
症状は、「上に振っても持ち上がらない」でした。
ネットが多い、ってほどでもなかったのですが、シングルスでバック側に高めに膨らませたショットを弾ませて、相手にスライスを打たせたい、なんて狙っていくと、高めが打てなくて、ネットが取れないのでイラッとする、みたいな感じです。
そのうちにその「高めが狙えないんだ」ってことに気づいてきて、打つ時に気を付けて打つようになってきたら打ち方が狂いそうになってきて、こりゃあダメだと思いました。
それで、1か月半くらい使って換えたのが、
MANTIS TOUR305
でした。
この子は非常に素直で、振った通りのショットが飛んでいく感じ。特徴を主張しない分、パワーアシストもあんまりないのですが、ワタシの打ち方って元が「しっかり押して運ぶ」というスタイルなので、それが非常にわかりやすかった。
こういう商売ですから、ラケットは新品で手にしても、1年は持ちません。腰が抜けて、フレームにビビりが出てきます。
そのうちひどくなってくると、真ん中に当たっても打球感が固くなり、今年、それを我慢して使っていたら肘を傷めました。
いまでも、シングルスをメインに、打っても飛び過ぎず入ってくれるラケットとしてなら、こっちをチョイスするかもしれません。
そして、現在使っているのが、
MANTIS PRO 310
カラーリングが真っ黒にロゴって、やっぱり渋くてカッコイイですよね。
フレーム厚も、20mmのフラットビームで、ツアー305と変わらないはずなのに、厚みがあってパワーがあるような気がするカラーリング。
フェースが95から98に変わったからなのか、素材は同じはずですが打球感がしっとりしていて、吸い付くようでワタシにとってはドンピシャのストライクでした。
フェース95だった、ツアー305に比べて、パワーを感じます。
打ち方のクセで回転が掛からないと吹っ飛んで行ってしまってコートに収まりませんが、相手のショットが強くても押されないという信頼感は強く、なんで最初っからこいつにしなかったんだろうと反省しました。
ツア-305を使っていた時からストリングスはハイブリッドにしています。
リターンの時にチップショット的にちょん切って短く落とすつもりのショットが、ポリのみの時はネットに当たることが多かったのが、横糸をナイロンにしたらすっとひと伸びしてくれて低めに綺麗に収まるようになったんです。
それで、いまはメインがGOSENのエッグパワー17と、クロスはミクロスーパーです。
ナイロンガットをマルチにしてみたり、AKプロを張ってみたりして、性能の良さそうなものを試したことももちろんあるのですが、マルチは早めに繊維が出てきてバサバサになり、AKプロもミクロスーパーのときとたいして差がなかったので、クロスストリングはなんでもいいんだな、みたいな感じでコストパフォーマンス重視な結果になりました。
GOSENのナイロンはコーティングが硬めというか、表面がつるっとしているものが多くて、ポリと相性がいいような気がします。
この、プロ310は、リードテープではなくてレザーグリップに変えたことで全体のバランスが良くなり、その分重たくなって全体重量(オンストラング状態)で340gくらいになっちゃいました。
最近のワタシにとっては、そうとう重たい部類のラケットになったのですが、なにしろ当たり負けないことと、トップライトになったおかげで扱いやすいバランスになり、打ちごたえはメチャメチャ気持ちいいです。
ツア-305の時は、自分のベストだと思えるテンションが40~44ポンドだったのですが、いまのプロ310を使うようになってからは、重さのせいで飛んでいくようになったので、48~50ポンドくらいに上がってきています。
次回はカスタマイズしている部分にフォーカスして書きたいと思います。