これまで、さんざん自分のラケットをいじくりまわしておいて言うのもなんなんですが、本当の100点満点のラケットって、どんなものなんだろうか。
重さは、いまでこそ使用状態の重さが340g前後のものですが、言ってみれば重い。ただ、重さを利用して打つスイングなので、軽ければ今度はどこかがくるってしまうかもしれない。
ストロークで必要な重さと、ボレーなどの素早い動きで必要な軽さ。これを満足させるポイントがクロスするところはいったいどこなのかは、自分でもまだわかりません。
プロ選手が扱っているラケットは、大概が日本で流通しているものよりも重たいものだと聞きます。その割には(鍛えているから当然なのでしょうが)軽々と、自分のイメージに描いた通りのスイングをして、狙った通りのショットでゲームを組み立てているんだろうなぁと思うと、自分にはもっと扱いやすい『軽い』けど『打ち負けない』ラケットがあるんだろうか、なんて考えてしまうわけです。
さて、ワタシのマンティス プロ310は、ピックアップウェートが340g。そして、ラケットスタジオで測ってもらった「スイングウェート」が309(単位はわすれました)。
もっと軽量の、トップヘビーのラケットを試せば、スイングウェートがもっと上がるはずなんですが、つりさげ重量の方がどうバランスを取ればいいのか、もうちょっといろいろ試してみなければなりません。
ここで興味のある事がひとつ。
ラケットスタジオさんで、開発中。。。という話だったのですが、グロメットレスのラケットを作っているとの事。
このフレームの、一つの欠点?が「折れなくなるってことなんだよね」と。
???
と変な顔をしていたら、「グロメットってのはさ、成形したフレームにドリルで穴をあけてカーボン繊維を切ってるって事だろ。だから、強度はそれだけ下がる」という理屈だそうです。
工場で成形された、穴もあけていなければまだバリも取っていないフレーム(198gしかなかったんです!)を出してきて(!)、思いっきり床にバーンって叩きつけたら、硬い音がして全く折れたりせずに跳ね返りました。
ね、こんなにしっかりしているんだよ、と教えてもらったのですが、フレームがそうやって強固になるってことは、軽くても打ち負けたりせずに打てるって事なのか?
疑問が残ります。
もし、肘などに影響がなくて、自分の好みにバランスを作れる、極力軽いラケットを作れるとしたら、それはすごい事なんじゃないかと思います。
スイングウェートの数値もそうですが、実際には自分の手で持って、どこにフレームを感じるポイントがあるか、そういうのを満足させられれば、例えば速いサーブを、軽やかにブロックして攻撃的なプレーをする、なんてことも出来るようになるかもしれません。
その時に、「軽すぎない」ラケットはいったい何g必要なのか、ということは・・・
興味はつきませんね~