日別アーカイブ: 2015年9月1日

錦織選手の全米1R敗退…

リアルタイムで観ていました。

1セット目から、ドキドキしていました。対戦相手のペールは、リズムにクセのあるサーブ。フォームもなで肩?なのか腕が下がったところからコースの読みづらいスイング。

序盤からドロップショット、バックハンドへ回り込んでのひっぱたきなど、曲者でした。

試合を見ていて思い起こしたのは、ナダルが去年からカモられているブラウンとの戦い。

ブラウンも、ロケットのようなリターンから、一気にネットに詰めてドロップなど、走ってリズムをつかみたいナダルを相手に、なるべくラリーをしたくないという姿勢を貫いていました。

錦織は、ペールに対してグッドリターンをお見舞いしてラリーを始めて圧倒するはずのところが、そのリターンが思うようにコートに入らない。

ゆいつ、フォアハンドのストレート系が良かったですが、感覚の違う(ボールが高めに出てアウトする)タッチにも苦しんでいたように見えたし、サーブのコースを読み切れずに後手に回り、ブレイクのチャンスを活かしきれないようなシーンがたくさんありました。

第4セットのタイブレークまで、それでも自分のキープを続け、流れを相手に渡し切らずに持ち込んで、タイブレークも3−0スタートの展開でしたが、1つのミニブレイクを自ら潰してしまい、最初のマッチポイントがそのミスだったので、悔やみきれないミスになってしまったように思えます。

 

自分の形のゲームではないにせよ、要所だけは締めて2セット、3セットをとり、そのタイブレークが最後の関所だったはずなのが、取りこぼしてしまいました。

 

 

 

個人的なイメージなんですが、ゲームでの特徴は、錦織ってフェデラーに似ていると思っています。超攻撃型のテニス。

ただ、頼る武器が違いますね。フェデラーはサーブとフォアハンド。

錦織はリターンとバックハンドがカギを握ります。

世界のトップ選手ですから、その二つずつがなければダメなのか、というわけでもなく、錦織のフォアハンドはやはり脅威でしょうし、フェデラーのバックハンドも多様性があって攻めづらいところなんだと思います。

サービスゲームが安定してキープでき、セットの序盤でブレイクを得てリードすれば、精神的にも落ち着いて逃げ切りに入れる。

試合の中では、1ゲーム、調子の悪い時にはセットの中で1ゲーム、ブレイクの芽がでてピンチを迎えるゲームがある。それでもデュースにもつれながらもキープをすると、その試合は勝てる雰囲気を多く帯びてきます。

よく似ているのは、テンポの速いラリーの展開、相手にテニスをさせて迎え撃つよりも、自分の展開を先に作り、相手の動きを牛耳るような試合をします。

比較すると、ジョコビッチはそういう攻撃もできるし、相手の攻撃を許さない高い守備力を持っていて、バランス良くそれらを出し入れできる。

マレーやナダルは、相手に先に踏み込ませて、どこまででも走れる反応とダッシュで、先に攻めたかった相手の動きの逆側へカウンターを取りに行くのがうまい。

錦織とフェデラーは、ベースラインから下がらずにどんどんテンポを上げていける、というのが特徴でしょうか。相手は走っても走っても振り回されて自分の自由なショットでゲームを作れなくなります。

 

それが、今日はリターンから作れずに、ブレイクがなかなかできない後半の戦いでした。

 

いつも、勝っている時でも、こういう紙一重のところをなんとかしてきていまのランキングに入るんだろうなぁ…

今日は負けてしまって日本中が落胆したような感じですが、考えてみれば、たまたま相手に持っていかれただけで、錦織の凄さは変わりません。

 

ただ今後は、テンポを上げてネットプレーのでフィニッシュするとか、1stサーブが精度高く入って、相手がどうしてもブレイクできないような、フェデラーがもっている要素をなにか持てるようになりませんかねぇ。。。

外野だから好きな事言えるんですけど。。。

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 15:14 | コメントをどうぞ

逆説で理想のラケットを語ると

理想のラケット、っていうタイトルで書いたのが、結構読まれているようでしたので、気を良くして?同じネタを続けてみようかなと。

それで、理想のラケットはどこかにあるのかもしれないけど、自分の中にそういう明確なイメージがあるのかというと、正直わからない。

それで、自分のスペックに見合ったラケットありきの観点からではなく、理想のラケットと呼べる一本には、いつも出会えるとしたら、それはどこのメーカーのなんてラケットなんだ、ってことを考えても見ようと思います。

ワタシの理想のラケットの、100点満点じゃなくてもいいから、いま探せる中で、どんなラケットが欲しいかと言われれば、タイプはあります。

 

これは簡単なんですね。さすがにいろいろ試してきていますから、自分の好みははっきりしています。

BOX形状のフレーム断面であること(正面からのフレーム厚は薄めが好き)

トップライトであること(張り上げ状態での静止バランスは315mm程度)

フェース面積は95〜100程度

フレームの厚みは20〜22mmまでの間

ストリングパターンはメイン16・クロスは18か19

グリップサイズは3・形状はheadのスピードタイプの方

重量は…今の所なら、300〜310g

というスペックで探せば、いままでの好みに合致します。そうすると、いろいろなメーカーさんのこのスペックかそれに近いものを探していくうちに取捨選択していける。

そうすると、いま使っているMANTIS PRO 310はやっぱり理想的なラケット。

なにがいいって、主張するような癖がまったくないこと。

そう、癖のないフレームって、探すと結構ないんです。

RA値は低めがいいです。しなるラケット。60とか?

 

 

大きく問題になるのが、スイングウェートです。

前回語ったのも、結局はそのことをどうイメージするのかってこと。

フレーム重量が軽めでも、いま使っているラケットと同じ数値が出せるのか、そしてスイングウェートの理想値を仮に305〜310として、その数値が出る、いまよりも静止重量が軽いラケットがあるのか、ということがよくわかりません。

予想としては、ある。

そうすると、ボックス形状でなくとも、ある程度大丈夫かも。

ピュアドライブみたいな、フレームが強くて高反発というか、球離れが早いタイプだと苦手です。

インスティンクトとか、スピードみたいなのは逆にオッケー。

ウイルソンだと、ブレードなんでしょうが、ブレードはちょっと飛ばない感じがありすぎ。難しく感じてしまうかもしれません。

スリクソンの2.0あたりも好きそうですが、ちょっと5.0あたりにも興味があったりして。

そういうなか、軽すぎて負けてしまうものや、振った時のスカスカ感、ボールが乗る感じの好き嫌いなどで切り捨てていけばいい。

いま、とりたてて新しいラケットが欲しいってわけではないのですが、考えてみればそんな感じで、

 

なにしろ軽くてもいまくらい信頼できる打球感のよいフレーム、探してます。

 

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 06:00 | コメントをどうぞ