まだ数日ありますが、個人レッスンの方もすべて予定は終わりましたので、ここいらでこの1年を振り返ってもいいのかなと。
年の瀬にふりかえるといえば、感謝するのは誰でも当たり前のことだと思うんですが、ワタシの場合、わざわざ年末にそれを表に出したりしないタイプ。
だいたいね、人に頼って生きているので、年末だからって改めて感謝ですっていうよりか、つねづね…そうですね…常々、ワタシに関わって下さった皆さんに感謝していない上手く生きていけないと思います。
もともとテニスコーチなんて、なにかを生産する職業じゃないですから、せいぜい一生懸命勉強して、それを人の役にたてられるようにしなければいけないものだと思っています。それも、役立てようとして下さるお客様あってのこと。いつもエラそうにしゃべるのは、そういう性分だから、キャラクターを理解して下さる優しい皆様に支えていただいていると思っています。
というわけで、お客様に感謝。
そして、今年は自分がこうやって生きていくこともできるんじゃないか?と思えるような出会いがありました。
オタク会議を始めたのも、自分がため込んだ知識を出したくて仕方ないのに、エラそうに知ってるからって上からしゃべるコーチってだけじゃ、煙たがられるので遠慮もしようって思っちゃうこともあります。
だから、自分がオタクであることを恥ずかしがらないくらいの場を作っちゃおうってことで、自分の周りでオタク談義が出来る人と仲良くなって、オタク会議を楽しもうと。
いつもAさん、と表記している荒張さんとは今年マブダチになり、もういつもいつも絡むのが楽しくて仕方ありません。
そうこうしていれば、夏にはラケットスタジオの坂本師匠がワタシの通勤路にお店を構えてくれて、ごあいさつさせていただいてからは人柄にも魅かれ、本当に師事させて頂けるように、ぐいぐい近づいていきました。何でも教えてくれて、朗らかで趣味の多い、あこがれの師匠です。
ぶら下がってついていくだけじゃなくて、自分の方に加速装置を付けて追いすがらないといったい自分が何者なのかにすら迷うような人だと思い知らされました。新しく興味のあることに勉強の目が向けられることは無上の喜びです。
師匠に紹介して頂いて、ストリングマシンも自宅に来てくれました。これからいろいろ研究したり、お客さんのラケットの張り上げを任せてもらったり、活躍してくれることと思います。
ワタシのこれまでのテニス人生って、徐々にレベルの高い知り合いが出来るようになってきて、打ち合ってくれる人が凄い球を打つ人になってきています。
それだけじゃなくて、経歴としてすごい人や面白い人がたくさんいて、話を聞いたりすることもとても興味深いものです。
これまでは風早くんがワタシの教科書代わりにお手本のプレーを見せてくれましたが、知り合いになったわけじゃないけど、あんなふうに打てるようになることじゃなくて、あんな球でもしっかり打ち返せるようになるには、という目標を教えてくれた、名前もお聞きしなかったけどお兄さんにも感謝です。
自分が気づいてそっち向きになれた、ってこともあるのかもしれませんけど、いつもワタシの生きていく道には、ちょうどいい時期に素晴らしい人が表れてくれて、たくさんのことを教えてくれます。
生徒さんでもそうです。自分ではいつも打ち方のことについて仮説を立てても、それを簡単には証明できないモデルがそこここにいてくれて、ワタシが考えていることはその中でも最も効率の良い、効果の出る方法を導き出してくれます。
来年は「ナガキ語」を日本語に変換できるようにすることと同時に、英語を日本語に変換できるように勉強すること、師匠の仕事をこっそり盗むこと、生活の変わるシーンで奥さんをしっかり支えられるように準備することなどを大きな目標に掲げて頑張っていきたいと思います。
読者の皆様にも、このブログを続けていく力を与えていただいています。有難うございます!