いやーーー
今朝の錦織vsモンフィス戦。
朝起きたらもう3セット目の4-5.40-40!(テニスオタクが聞いてあきれる起床時間・・・)
やっべ!これすぐ見に行かなきゃ!とリビングに降りてテレビをつける。
ベッドの中ではライブスコアでだったんですが、テレビつけたら5-5に。
聞けば、そのゲーム錦織のサービスゲームで0-40までいったんだとか(みとけよ)。
いやあ、ヒリつきました。モンフィスにあったマッチポイントは5度。
プロの試合ではよくニュースで聞きますが、相手のマッチポイント5度ですよ、5度!あと一点で負けちゃうっていうのに、まードロップショットからでも、ネットプレーでも、勇気のいるポイントでしのぎます。
錦織はクールに、そして目に力がある。次のポイントに向けて燃えているような表情。
すごい!デ杯での敗戦以来、諦めないで戦いきることと、精神のつなぎ留め方?あきらめずにファイトし続ける、あのファイナルセットの勝率歴代世界一だった強い錦織圭が帰ってきました!
勝負はタイブレークに。4-2リードでミニブレークを許しますが、そのあとのモンフィスのサービスを二つ破り、モンフィスとしてはもうどうしようもない、と思っても仕方のない状況に。
タイブレーク6-3で迎えた、その最初の自分のサービスポイントを、フォアハンドをクロスにウィナーを叩きこんで決着がつきました。
モンフィスは4-5のゲームをとり切れなかったところで、体力的にそうとうしんどかったのでしょう。膝に手をついて、ウェアはびっしょり。汗もあるかもしれませんが、この大会は熱中症?で棄権する選手がナダルをはじめ何人か出るほどの猛暑。気温も湿度もたかい、厳しいコンディション。
チェンジコートではモンフィスは、ペットボトルの水を頭からかぶり、息が荒れているのか口に含んでもぶうっと吹くような感じで、消耗しているのが顕著な感じ。
しかし、タイブレークまでのラリーでは、パフォーマンスは落ちたように見えませんでした。
それでも、錦織は執拗にモンフィスを走らせ、ダメージを与えていきます。自らのミスにもつながる、超ヤバい橋を、お互いに渡るかのよう。
勝負の決まったフォアのクロスウィナーのあと、お互いに大きなアクションはなく、激戦の様子をかえってうかがわせます。
激戦の勝者も、相手を称えるのは無論笑顔で行くものですが、このときのモンフィスのやさしい兄貴のような笑顔に、またシビレました。
ブログでもよく書いているように、ワタシはフェデラーのファン。で、プレースタイルのもっとも近い、錦織圭の試合はどうしてもいつもみたいです。(その割には今朝は・・)
今年の注目はティエムですし、好きなプレーヤー、見たら絶対楽しめるという選手はいっぱいいます。
もちろん、モンフィスもその一人。現役選手の中では、最もトリッキーな選手であり、それがショーマンシップに生きている。それでいて今年の全豪からみているモンフィスは、そういった一見ムダ?に見える派手なプレーを封印?してベスト8まで行きました(ラオニッチに敗戦)
今日のモンフィスも、勝ちにこだわる、一本一本が真剣なプレー。
そのプレーを終えて、あの笑顔。
いやいや、惚れてまうやろー
かっこよかった!
もちろん、錦織のマッチポイントを一発で決めてしまうメンタルとショットメイクにも痺れ、あさの6時半過ぎにテレビの前で「勝ったー!」って叫んじゃいましたが、今年のモンフィスはまだ行くでしょうね。いや、いってほしいですね!