スイングをする場所ですね。腹の前。
刀を持ったお侍さんをイメージして、
・右袈裟切り・左袈裟切り(言い方あってますかね?→肩口から斜めに切り下げる)
・切り上げ(これも左右ありますね→腰から斜め上に切り上げる)※逆袈裟、っていうかも
そのほかにはレベルスイングである「薙ぎ」があるそうですが、これをぜんぶエアーでやると、「米」ってかんじ・・・ああ、タテの棒がないや
まあ要するに、自分から見て腹の横側で物事は怒らないですね。米という字の中心がみぞおちくらいのイメージでしょうね。
フォアハンドストロークのトップスピンのスイングも、打球方向を考えなければ右手側から振り始めて左肩の上までで、腹の前を通過します。
バックハンドストロークにしてもそう。
スライスのスイングも、言い方は乱暴だけど袈裟切りの方向ですね。打球することを考えなければですよ。
だから、ボールが飛んでくるところとして、腹の前をボールが通過するのならそこは作業性の良い所にボールを呼んでいるということ。
腹の前なら視認性も良いはずです。
人間、作業は机の上でするとか、目の前のパネルを相手にするもの。現実、いまこのブログは目の前、腹の前に置いてあるキーボードをたたいて書いています。
L字型の作業机があっても、椅子を回転させるとか、身体の向きを変えて作業しないと効率が悪くなりますから、わきっちょに置いてあるものはそっちに向きを変えて使うように置いてあるか、主でない作業のためのスペースと思います。
前々回の記事で、ボレーの事を書いたのですが、ボレーって正面向きでも打てるものとは思っています。だけど上体のターンは必至とも思います。
ようするにそれが出来るかできないかは作業時間の問題で、突然打たれたりとか、至近距離から打たれたりした場合にはターンする事で稼ぐ時間もありますが逆を突かれた場合などは腕一本で何とかしないといけない、とかです。基本ではなく対応の仕方。エマージェンシーケースですよね。
体のどこが反応するか、っていうのがうまい人との差であるのかもしれません。
腕を一番に反応させるには、身体は軸として重たくないといけなくなります。ということは重たくて動かせない足を作っていることになります。
さらに、腕の動きに緊張感があれば、やっぱりフォアの方に引きたくなっちゃうっていうのもわかりますね。
足から反応する方が、ボレーなんかは間違えない。相手が打ってから、なるべく早く準備したい事はわかるんですが、腕じゃなくていいですね。動作の最後がインパクトですから。イチニイサンシイゴ。って数えるくらい間があるのが普通です。相手が打った瞬間「イチ」で自分のインパクトが「ゴ」までの時間です。先にボールの方に移動っていうか、向きを作れたら、もうフォアかバックかは決まっています。
右足を蹴って、左足を前に出してジャンプするような形になれば、骨盤は自ずと右向きになろうとします。体をひねるというターンでなく、腹の前のスペース(腕を使いやすいスペース)が右側に生まれるということです。
フォアは両手の間を広げた格好をすれば、そこにボールが入ってくるなら合わせるスイングの想像もつくでしょうし、ストロークにしてもボレーにしても、手の中に持っている道具(ラケット)をどうすべきなのか、打っているうちにいろんなことにトライして良いやり方や悪いやり方に気づくんじゃないかなと思います。
バックは利き腕が前に出るので、飛んでくるボールを見るのに自分の腕がさえぎる空間を何とかしなければいけなくなります。スライスの方が簡単なアクセスになりやすい人も多いのじゃないなと思います。ただし、面の向きをしっかり合わせたりするにはやっぱり慣れが必要だったりすると思いますが。
バック側の動作は日常的でない場合がよく考えられますが、右から左にやってくるものか、左から右にやってくるものか、というだけの違いであれば、同じ机の上での作業だともいえるでしょう。だから、出来る人は出来る。感覚の悪い人もいるってことですね。
だからうんと簡単なやり方になるように腕の通り道を決めてしまって、適宜歩いてでもぴたっと合わせるようにしていく方がバックに関してはやりやすい。打点は身体からちょっと離れたところに作れる方が、バックは打ちやすいと思う人が多いようです。
そうするとテイクバックでは腹を後ろ向き位に作って、腹の前を腕が走ってわたっていって、更に身体から離れた位置にインパクトを作ることで面が安定する場所が発見できたりします。
正面向きの腹の前だけでは、良い打点が見つからないってこともあるんですね。