日別アーカイブ: 2017年7月5日

打点の発見の仕方

・力を入れやすいところ

・面が向けられるところ

・・・という簡単な言い方ができますが、ちゃんとすればそのキーワードだけでも十分ですが、やはり勘違い?的な動きをする人とか、あるいは反応や引き方の癖などの影響でうまく打点のイメージができない人が多いものです。

楽で、パワフルかつコントロールの良い操作のできる打点がありますが、体の中・・・うーん言い方が難しいな、スイング中のあるポイントにある。それも、ある一定の範囲内に出現するはずなんです。

IMG_0879これで言えば真ん中のラケットのあたり

IMG_1449全体にはこんな感じ

ですが、見た目のイメージ通りだと思うと、特に片手でラケットを振る場合とか、両手でも持ち方が定まらないような場合には再現性の高い打点の取り方ってできにくいかもしれません。

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ボールをまずは打たずに、ラケットで振り子を作ります。

この写真だとラケットは四本見えていますが、右から2番目のラケット。ヘッドが返っているのがわかりますね。

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二重振り子の動き方でいうところの、これ。(一番右の動き)

腕には関節がありますから、肘と手首が回内とか内旋とかしている。いわゆるプロネーションの動きがあります。

これ、この振り子運動を何度も往復させていると、この手首が返るところが毎回同じ位置でなされるのがわかると思います。

図の振り子は吊り元があって、オモリは鉛直方向への運動ですが、ラケットを持っている人がやる動きはこんな感じになります。

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これだけでも、真ん中のラケットの位置にボールがあればまっすぐ飛んでいきます。振り子運動に十分なエネルギーがありますから、チカラはいりません。重みでプラーんと振っていれば、当てるほうに気をつかうだけで大丈夫。

これはコンチネンタルグリップで持っているので、振り子の最下端のあたり(ネットを超えるようにするにはそれよりかは相手コート寄り)に打点を取れれば十分なはずですが、そんな低い位置でしかボールを打たないわけじゃない。

グリップをフォア寄りに厚く持ちます。そうすることと、面を向けていくけどヘッドを返さないで持っていられる状態で高さをボールに合わせていくようになると、これになる。

IMG_0879この写真は擬似的に動きを合成する用に撮ったもので、ラケットを短く持ってます。

fullsizeoutput_17bこれなんかイースタンフォアくらいの薄い握りですが、打点はこのくらい前になります。

例えば、遠くに離すように腕を使えば、高めの打点でも面の動きは出せますし、低めはもうちょっと体の近くになって、ヘッドが下がっていても持ち上げる動作になるはず。要するにストライクゾーンみたいなものは結構広くなっています。

ヘッドにスピードが出る、振り子のイラストのところの動きに、手首が自然に返る感じになる&面の向きを作れるようになっているというのが条件です。

そうすると、手首を先に突き出すようにして打点には腕(手首)が先に到達する。一瞬溜まって、すぐにヘッドが加速しながら手首を追い越していく、という脳な感じでしょうか。

するっとヘッドが抜けて、狙ったラインにボールが載せられる感じがしたなら、スイングと打点、それに握り方があっている証拠。

素振りの段階でヘッドが返るのがわかる時にラケットが遠いところへガクッと動いてしまってスムースに終わらない人は、体が先に開く癖があります。

体の回転の方が早いために、ラケットが動く軌跡の中心がブレてしまって面の定まらない動きになってしまいます。

するっとスムースにヘッドが返ることと、面が向けられるにぎりに直せることです。

力を入れるタイミングがどうとかって話じゃなくて、力の強い形にならない、っていうことですから、そこは修正しないと再現性の低い、良いショットがたまに打てて、たまにミスるようなプレーになります。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:09 | コメントをどうぞ