日別アーカイブ: 2017年8月30日

打球リズムについて

最近はyoutubeなどもみんなが見られるので、プロ選手の試合や練習の動画をすきな時に閲覧することが出来ます。

プレーヤーごとに、それぞれの打球リズムがありますよね。

フットワークでもあり、スイングのリズムでもあると思います。それらが調和していることがイメージ通りのショットを生む秘訣でもあると思いますし、そのプレーヤーがとても大事に感じている事だと思います。

「ここのコートサーフェスにはフィットしない」

「この大会はボールが気に入らない」

などと選手のコメントが出る場合がありますが、その自分のリズムが守れずに違和感を抱えながら試合をしているんだと思います。

コートでは風も吹くし、太陽も照り付けるし、サーフェスやボールの条件でバウンドが違ったりもします。ナダルのような強烈なスピンで打ってくる選手と当たったりすれば、そういう事も自分のリズムでテニスが出来なくなる条件だと思います。

 

我々一般プレーヤーが改善しなければならないポイントも、そのリズムに関する事になってしまう事が多いのかもしれませんね。

たとえば球出しのボールではほぼミスをしないで打ち返せるけど、ラリーになるとむつかしく感じる事とか、

特徴のあるフォームで得意な方向やスピードで打てるけどそうじゃないショットが打てないとか、

横の守りは出来るけど前後に振られると打点が合わせにくくなるとか、動作のリズムに慣れない事をするとそれだけそのプレーヤーさんにとっては「難しいこと」をさせられていることになりますよね。

試合でロブを多用するような人が相手になった時に、自分からミスをするようにして負けていく事があります。相手のショットは遅くて良く見えているんだけど、普段なら打てるショットがミスになったりします。試合のプレッシャーってのもあると思いますが、それ以前の問題としてもリズムの合わないボールにやられてしまう事がある・・・皆さんも経験があるんじゃないでしょうか。

打球リズムの中で守らなければいけないのは、「さいごの一歩」を上手くあわせられるってことかなと感じています。

軸足に乗ってスイングを始めて、踏み込む足の方へ体重移動したりする部分ですね。軸足が決まり「いまから」インパクトに向けて「打ちます」ってかんじで合わせられている時は、あっているはずなんですね。

 

打点にしている位置(スイング軌道上の最適なポイント)にボールがいてくれるよう移動してきて、タイミングを合わせて打てるようにしている訳です。

腕のリズムで出来る事もあるんですが、腕を使うには引いてから振るしかできないので、スイングのリズムがボールの動きに関わらず一定になりやすいものです。要するに対応幅が狭いことに。

軸足というのはその足一本で後ろにも前にも身体が回せるようになっています。スイング方向に対して、腰をひねるような形にしてすぐに戻せるようにしておけば、スイングをスタートさせるタイミングを足に依存することが出来るようになりますから、その形になっている事を「肩が入る」という表現にしているかな、と思います。

相手のショットをみて、想定される移動距離へ何歩、そこで軸足からインパクトまでのタイミングでグウッ、ドンていうリズムが見えるようになれば、あとはボールをよく見てしっかり当ててやることでスイングは完結します。

 

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:38 | コメントをどうぞ