さらにCX200チューニング顛末記

今月になって私の「相棒」となったDUNLOP CX200。素性はもともといい子ですが、2本そろえたりとか、細部にこだわった究極につかいやすいラケットにする目的もあってチューニングを施します。

一本目と、その1週間半後に届いた二本目。

一本目は、6日目にだいたいベストのセッティングが出た感じでした。

手のひらの中に重さがあって、ヘッドまでの長さがスムースにパワーを伝えてスイングが走って行くような感じになるところをつくりたい、という感じでイメージします。

たとえばトップ寄りにバランスがあり過ぎると、ヘッドだけ走っていっちゃって押さえが利かないとか、グリップ側に寄り過ぎるとフェースがどこを通っているのかわからなくなって真ん中にボールを当てにくいとか、そんな感じがちょっとでもあると「やりなおし」になります。

レッドテープをどこに入れるのか、という作業が主になるわけなので、貼ってはがして・・・を繰り返していくうちに納得のいくところがわかるようになる、みたいな感じです。

手で持った感じのスイングバランスの見方というか、目標を立てるイメージですが、今そのラケットのどこにアクセントのあるバランスをしているのか、という事がまずわかるように素の状態で軽くスイングしてみます。

イメージの話なのでラケットから離れますが、例えば一升瓶の中に水とか砂とかが「ある量で」入っているとします。

ビンが真っ黒で中身が見えないとしても、もって振ってみればなんとなくどの辺まで内容物があるのか、わかる感じがすると思います。

例えばそれが、中身が層になっていて、発泡スチロール・石、おがくず、砂という順番で入っていたとしたら、軽いところと重いところが振った感じで何となく何がどの辺にどのくらい、というのがわかる気がする、というようなものが、ラケットの中で感じられるかどうか、という事をみます。

 

一本目の個体は、グリップをレザーにして、エンドを高くするために幅を狭く切ったオーバーグリップを巻きつけた分だけ、元の状態よりもグリップ寄りに荷重が寄ります。

それだけでよくなっちゃうことも、一度試打して惚れたラケットならよくあるんですが、この子はどうも、スロートのあたりが軽くて、何となく振ったスイングにすこしだけヘッドが遅れるような感覚がありました。

そこでスロートにレッドテープで荷重。約2g?かもう少しくらい。

ヘッド部分にはもともとアクセントがあった・・・バンパーガードの重さがわかる程度・・・ので、ヘッドの重さに手首をしならせて遅れてこないくらいのイメージになったところで取りあえずのOKを出しました。

ストリングはG tour Ⅲ。42ポンドでした。以前のCX2.0にくらべてフェースセンターのパターンがやや密になっているせいか?回転がかかるところがトップ寄りになっているのと、真ん中だとややフラット気味に抜けていく感じがあります。このテンションは私にしては少しゆるめな感じで張り上げたのですが、もう3ポンドくらい硬くても良かったのかも?それは次回に試してみます。


カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:05 | コメントをどうぞ