月別アーカイブ: 2019年9月

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ふだんお世話になっている、白子テニスリゾート(千葉では有名です)の ホテル東天光さまで1日コートを借りて、イベントを行います。
19年10月ワンデイクリニックPOP改定

 

おかげさまで、動画を見ました!というお問い合わせから千葉までお越しいただいてレッスンさせていただく機会も出てきました。

白子は千葉県の奥のほう(太平洋側っていう意味)で、都内や県外からお越しいただくには思い切ってもらった方がよかろう、ということもあり、朝から夕方までの時間で行う予定です。

①スライス・ボレー愛好会
午前中から来れる方には、スライスのタッチの形と、ボレー強化(構えから反応までの基本形)などの講座を行い、少人数で動画でやった内容への理解を深めていただきます。球出し練習、ドリル練習、実践練習などで2時間を使います

※午前中と合わせて参加の方には昼食(要予約)もご用意できます。そもそも私もホテルで昼食をとる予定。(学生の合宿などでよく使われる宿ですので、合宿中のお昼ごはんと思ってください)

②フォアハンド探求塾
「打点の最小単位」をうまく理解して、ミスを減らすと同時にコントロールの感覚アップに役立ちます。スイングはその前後に育てることができるので、さらにパワーをつけるヒントも得られます。講座、球出し練習、反復練習、実践などで2時間

③サーブ研究会
タッチの感覚の確認から、トスアップとの協調動作、スタンスやリズム、身体が開かない工夫など、要素をわけて紹介していきます。自分のできていること、できていないことなどの理解が深まります。あくまでもテーマは「強めに打てて、ちゃんと入るように」
が目標となります。サーブのみの2時間

<span style=”font-size:large;”><strong>①と②は参加定員を6名にさせていただき、単発参加も可能でそれぞれ6,000円の参加費用です。
③も単発参加可能ですが、定員を10名とさせていただき、参加費用は4,500円</strong></span>

①②③を通しで受けると、合計で16,500円になりますが、1日パックにすると13,000円とさせていただきます。ぐっとお得。

ふだんプライベートレッスンを受けていただくと2時間で8000円ちょうだいしていますが、コート代は別になっているので、そう考えると少人数だったらお得なんじゃないかと思います。この企画はコート代、ボール代も含まれています。

白子へのアクセスは、このPOPにも記載していますが、拡大できないようなので、詳しくは東天光さんのHPをご覧ください。

東天光ホームページ
県外からお越しの方で、午前中の練習に参加希望の方は、前泊も可能です。お問い合わせください。
http://www.tohtenko.co.jp/

これリンク貼れてないかも
参加申し込みはこのブログを読んだ、ということで下記のメールアドレスにご連絡ください。

contick_show@yahoo.co.jp  永木康弘

ご参加者のお名前
連絡先・お電話番号
参加希望を①②③・または「1日通しパック」で記載してください
また、前泊希望される方はその旨記載をお願いいたします。

参加料金の徴収は当日、現金でお願いしたいと思います。

 

集合場所は、ホテル東天光さまの1階ロビーにてお願いします

まさかとは思いますが、参加希望者が予定人数を越えてしまった場合は、メールの届いた順番で手続きさせていただき、キャンセル待ちが発生した場合にはメールの返信にてお知らせいたします。

動画内で最近着用している、オリジナルTシャツや、パーカーなどのウェアについてお問い合わせをいただきましたが、受注生産とさせていただいているので、欲しい方は当日お越しいただいてみていただくか、またはメールにてお問い合わせください

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 12:20 | コメントをどうぞ

テニスの戦術をコート目線で考える

シングルス専門クラスも、ダブルス専門クラスも担当させていただいていますが、今のスクールにお世話になって、そういう勉強ができてきたことは本当に感謝しています。

 

なかには女子連で県の代表になったことのあるかたや、もと大学の体育会でインカレ直前くらいまで、なんていう経歴の生徒さんもいまして、当時は自分のほうがレベルが下なんじゃないか、いったいこういう人って何を求めてスクールに来てるんだろう、とかって悩みました。

私自身は練習好きで試合はあまり出ないで(生活のためもあります…)やってきたので、っそういった実績とかのある人に緊張します。

よくあるじゃないですか、初戦から第一シードとか、JOP持ってるとか。。。

けど、そういった皆さんは本当に謙虚で、こちらから感じたことを述べると、すごく深くうなづいて聞いてくれます。

とはいえ、こちらも毎日ボール打ってる生活で、ラリーで押されるなんてこともないし、ゲームも楽しめる。

試合に強い人はなんで強いのか?っていうことと、その真裏にある勝てない人はなんで勝てないのか?も同時によく考えるようになりました。

 

他人の試合を見ていると、アマチュアでもプロでも、「流れ」ってある。それは是が非でも得たいもの。

若いころの私はそんな「流れ」に期待してはイカン、と思っていました。不確実なものと思っていたんですね。

 

だけど、「流れ」は勝手にやってくるものじゃなくて、まさにコート上を流れてやってくるんだけど、しっかり捕まえて乗れなければおいしいシーンはやってこない。

乗るためには、能動的にプレーすることが必要です。

 

まず、相手のショットが取れるようにしなければならない。

それにはポジションが必要です。ボールの見え方が違う。相手のショットはコースがいいとか威力がすごいとかってことを評価しないほうがいい。今いる場所から走って間に合うような位置にいるかどうか。

間に合いそうでこちらからある程度コントロールできそうなボールは、視野の中の斜め前までに見えているはずです。自分から打点に入れるようにするように見える位置を探しましょう。

間に合わない、または後ろに走らされるようなボールは時間的に追い込まれていきます。相手が優位に立つかもしれません。今いる場所から八方に走る準備をするわけですが、グイっと攻めるわけじゃなければ、想定の一歩後ろにいるようにします。それで視野が広くなる。

相手の位置を見る

遠い相手には、攻撃は通用しません。また、自分がコート内に入り込んでいるときは、相手が下がっていても均等かそれ以上に攻められている状態。

攻める、の定義は「その次のショットもさらなる攻めかトドメのショットが打てるようにすること」です。速い球をコーナーに打つことじゃない。それをロブで返されてワンバウンド待って落ちてきたところから速い球を打っても、相手はしっかり態勢を整えてもう一本取れるはずです。そう思うと無理なショットを打って自滅しかねない。

速い球をコーナーに打ったら、いかにも相手がロブで逃げてくるようだったら、スマッシュしに行ければ、それは攻撃のきっかけとしてコーナーのショットが活きたことになります。それくらい違う。

そういうトライを、ポイントのかかったシーンなどで積極的に試せるようにしていくうちにメンタルも強くなるし、そのスマッシュを”コートに入れて”決められればいいわけです。

ただ思い切りスイングするだけ、っていうのが勝てない人の自滅パターン。そして結局ロブにはスマッシュという選択を外して相手が楽になります。

 

失敗したら、へたくそなんだから練習しなきゃ、でいいんです。そのポイントはもったいないことをしましたけど、そこまで作戦を手際よく遂行できているなら、あとはスマッシュに自信をつけられるような練習ができているかどうかがカギなわけですよね。

へたくそだからもうやらない、では上達しない。

 

そういうことができるようになるには、相手を動かさないといけなくなってきます。相手のショットを返球するのに、ポジションが良くて対応が楽になり、ゆとりが出ればコントロールにも自信がつく、っていうこと。

相手を動かすときには、その場所から相手が返してくるとしたら、こうなんじゃないかな?っていうイメージがわくようになってくると思います。それは予測として利用できるもの。「クロスに深くいったら相手もクロス」みたいな知識に凝り固まるのではなくて、打つ瞬間まで相手のことを見極めるつもりでイメージしましょう。そのために、相手を動かす。

スイングっていうのはある意味物理ですから、その形から始まったらゴールはこうでしょ、みたいなものがある。打ち方に癖のある相手だったら余計に読みやすい。

 

 
動かしていくうちに、相手の苦手が発見できるようになったらしめたもの。
ダブルスだったら、弱い方のひと、カバーや連携の穴、前に詰めたプレッシャーへの対応などで見ていけばいい。
シングルスだったら、速い球や遅い球を混ぜることとか、低いバウンドの後の高いバウンドなどでリズムを狂わせてみたり、執拗に同じところに返球していってしつこく返してくるか、先に展開しようとしてくるかとかを見ればいいです。「あなたのショットならミスなく返せます」という無言の圧力がどれだけ相手を苦しめるか。自分に置き換えても嫌ですよね。

そのうえで、自分の武器を発揮できるならそれがベターでしょう。例えばフォアのクロスが得意ショットなら、
相手をフォアに遠く振っておいて、ストレートに流せば決まるのを余裕で決めておき、大事なシーンではそのパターンの逆にもう一度クロスへ、すこし前に踏み込んでタイミング早く詰めて打つ。とか。

攻めるときにはリスクがついて回りますが、そのショットを入れておかないとらちが明かないならそのリスクはとらないといけない。

リスクがあるから、ミスも覚悟、って言っておいて玉砕するような人はテニスが上手くても頭は悪い。
リスクがあるのを理解しているから、そのショットをそこへ入れることが相手にとっても自分にとっても重要なシーンを作り出すことになるので、最大限の注意を払ってできるだけ強くねじ込むべきです。それもそういう訓練をしておかないと。

負ける試合でも、きちんとそうやって戦うべきです。勝たせてくれるのは相手じゃない。勇気とか、思い切りといった決断すべきシーンで正しい決断ができる訓練をすることなんです。

点を取られない試合もないわけですが、取られたら取り返せばいい。そうやっているうちに重要なポイントではきちんと相手と自分にイメージを置いて勝てるビジョンを持てるようにしないと。。。

カテゴリー: トレーニングオタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:43 | コメントをどうぞ

全米準決勝!

いま、ナダル対ベレッティーニの1セットめ3-3です。

ということは、その前の試合は終わっていまして、メドベージェフが初の決勝へ!

フェデラーを倒したディミトロフにストレート勝ち。

去年の東京の優勝(決勝の相手は錦織)で、こいつはやべえのが出て来たな、って思ってたんですけど、それは彼のフラットっぽいショットから。

なんか鋭く小石をぶつけてくるような、返球のコースを狙いにくくされそうな深いショットを続けざまにテンポよく打ってくる。

姿勢が悪いんだけど、それが普通みたい。追い込まれた時の姿勢が普段のショットと変わらないので、走らされてギリギリになっても精度がおちないっていうか。

ディミトロフは、こういう相手でも調子のいい今大会のような状態のときは、敢然と打って出ますよね。こんな彼は2017年の全豪以来に観る気がします。

あの準決勝のナダル戦はものすごかった。しかし、こういう渋いというか、お互いに耐え合うようなプレッシャーの中だと、シングルハンダーの方が若干きびしくなる、というのが今日の試合にも出たような気がします。

要するに、バックハンドのダウンザラインの精度がちがう。そこを空けて狙わせても、両手の方が分がある分だけ、勝負所で躊躇しちゃうことがあるんじゃないかって思います。プロはそんなことないんですかねぇ

 

そしてナダルなんですが、こうしている間に5-4。あ、5-5ベレッティーニがキープしました。

魅力的なテニスですよね。豪快でいながらクレーコート育ちっぽい戦略を持ってしっかり相手を動かしています。イタリアの選手ってクレーっぽいけど思い切りのいい選手が多いの?フォニーニも今年ナダルから勝ち星を挙げていますし・・・

 

しかしナダルってキープがうまい。長いラリーを仕掛けてくるかと思いきや今度は先に振ってきて圧倒的なポイントの奪い方をする。相手がどこのポジションにいればいいか、まったく落ち着かせてくれない感じです。

ほら、5-5からラブゲームキープ。こういうプレッシャーをかけますよね。

ベレッティーニの方も、ナダルのスライスのストレートに、どうにか攻撃的なショットを合わせたいんですがそこで割とミスをしている。このゲームまでは「挑戦する」って感じでミスをしても前向きにとらえている感じもします。

ちなみにこれ、かなり拮抗してますから、このセットの次でナダルがどのくらい戦略の変更ができるか、そこがカギですね。ベレッティーニのほうがなんか若くて体力的に自信がある感じがします。ナダルはサービスゲームで優位を譲らない限り相手にプレッシャーを与え続けられる半面、若い相手には体力的にとか攻撃的にとかっていうテニスの要素でナダルに重圧を掛けることができます。

 

ほら、タイブレになって5-2ベレッティーニ

 

さいしょにダブルフォルトで入ったのでナダルはちょっと苦しかったです。

セカンドセットの流れ次第ではあるかも~

メドベージェフは、低い打点からの低い鋭いショットでの切替しがキッツいので、ナダルやベレッティーニのスピン量の多い、走ったところで高い打点を強いるような深いショットとかにどう対応するのか見てみたいです。

でも(見ながらなのでついそう言っちゃう)、だからこそナダルの方に「やっぱりナダルだから」って思っちゃうんですけど、この現場のアーサーアッシュにいるお客さんの多くと同じようにベレッティーニに上がって欲しい気持ちもあり有ります

ナダルがおいつきました。6-6

これなんだよなぁ。勝負どころの渋いところで、決して強くはないけど絶対に甘くならない返球で勝負どころが決まります。守りのショットを強いられてもナダルのショットは強くないならいやらしいところへ。

ベレッティーニは強打で相手を下げておいてのドロップが効果が高かったんですが、このプレッシャーの中でドロップをミスします。

ナダルのフォアが活き活きとしてきました。7-6でナダル。もう一本がベレッティーニののサーブです。

攻めるベレッティーニのフォアがロングアウト。セットはナダルに!

 

 

むむむ。。。ナダルか

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:46 | コメントをどうぞ