うれしい報告

YouTubeの動画を見てくれた方で、私のブログから連絡先を探し出し、メールをいただいてプライベートレッスンになる、というケースはおかげさまで去年からいくつかのオファーをいただけるようになりました。おとなりの東京から、また地元の千葉から、というメールもありますが、神戸、北海道、名古屋、そしてアメリカに在住のお客さまもいらしたことがあります(自慢)。

このコロナ禍の折、名古屋に住む小学6年生のRくんのお父さんから、初めてメールをいただいたのは5月のことでした。非常事態宣言が解除になったすぐの5月末にお会いして、2日間で10時間のプライベートレッスン。

よい要素をたくさん持った、上手な子でした。ただ試合になると不安定な部分が顔を出し、そこからメンタルも不安になるのは誰でもそうなのですが、彼もそこが悩みでした。テニスに自信がないわけではない、だけど今一つ勝ち星に恵まれない、というところ。

テニスノートをきちんとつけていて、私に会ったら聞きたいことをいくつも列挙してあるのを見せてくれました。

5時間ずつ、2日間にわたっていろいろなショットを見せてもらいました。私にとってはミスになる原因を探るのは彼くらいのレベルがあればむつかしくなく、いくつかのパーツをそろえてあげるくらいの作業ですが、肝心なのはプレーヤーが自分の体を使ってできるようになることと、それを気をつけながら反復練習して再現性を上げること。

そのレッスンを終えてからすぐに、また次もお願いしますとご連絡をいただき、7月にまたプライベート合宿を行いました。

その彼は、帰宅した翌日には愛知県ジュニア大会に出て、4回戦で「格上の選手」と表現する今まで勝ったことない相手に最後のゲームを取り切れず敗退するもこれまでにない手ごたえを感じたとメッセージをいただきました。

そして2週間経った今週末。こんどはサマージュニア大会という256ドローで第28シードがつき、4回戦で第5シードを倒すという快挙!

LINEでコートからメッセージをいただき、2-2から3-2で抜け出し、リードを保って5-3でマッチゲームになると、相手から執念の粘りを受けたそうです。6回目のデュースになったという記載まではわかりましたが、その10分後に「勝ちました!」との報告が。

普段教わっているスクールのコーチの指導がもとだとは思いますし、私なんてたった2回しかお会いしていない子ですから、私がお手伝いできたことなんて大したことないと思うのですが、喜びの電話をいただきました。

私との出会いからRくんは変わったのだと。つながらなかったパズルのピースを私にはめてもらった感じなんです、と。。。嘘でもうれしいじゃないですか。こういうご報告をいただけることに本当に感謝です。

私も帰宅してから、お酒飲めないんですが珍しく買ってきて乾杯しました(笑)。

今日もその続き。5Rを勝つとそこから準々決勝。さすがにドローがでかいですね!もうこうなったらシード順とかではなく、ここまで勝ち進んできた実力者同士の戦いになると思いますから、楽しんで持てる力を存分に発揮してきてほしいと思います。

 

その日に、もう一件のジュニア選手からの報告が千葉県に住む、何か月にいっぺんくらいの頻度でレッスンさせていただくKくん。彼ももう3年のお付き合いですが、今年は千葉県でもジュニア育成に定評のあるKコーチのもとで修業を積み、かなりレベルを上げてきていました。

そんな彼は千葉県ジュニアオーガスト大会で3位に入るこれまでにない躍進!お父さん曰く本人は「同学年に負けるわけにはいかない」といっていた中での3位は悔しいものだったようでしたが、それでも立派です!

もちろん、これは私が主に教えている子たちではありません。アカデミーに通っている子たちは、クラブのレッスンだけでなくプライベートレッスンも受けて地道な努力をしないと他の子たちから抜きに出られないと聞きました。

私が彼らの試合を見に行って、あるいはコートサイドにいてみていてあげられることはありませんが、こうして親御さんから報告をいただき、また本人から電話でうれしそうな声を聴けたりして、私のほうのモチベーションが上がります。

大したお手伝いはできていない、と思っているんですが、こうやって喜びを共有できるっていうのは本当にコーチ冥利に尽きることですね。


カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:37 | コメントをどうぞ