このブログ、とても久しぶりに投稿します。
ここまでの間、愛用ラケットはだいぶ変遷を繰り返しておりまして、
Dunlop CX200
HEAD Speed MP
Wilson Pro Staff 97(借りもん)
YONEX V core pro 97(もらいもん)
ときていて、いまはヨネックスのVコアプロ97で定着気味ながら、借りパク状態のヘッドのグラヴィティツアーとか、Vコア100とか、けっこういろんなラケットが私にも使えてる。
そうそう、私、これって決めたラケットがあるときはそのほかのラケットは結構ダメな人だったんですが、いま生涯で一番、「あれもいい、これもいい」ってラケット使えている時期かも。
そんな折、縁あってはじめて「DIADEM」(ダイアデム)という新しいブランドのラケットをお借りすることになりました。モデルは「エレベート」
発信元は我が師匠。なので、お借りした実機はブラックコスメのもの(試作段階のラケット?)でした。エンドキャップだけがシンボルカラーのエメラルドグリーンになっていますが、カラーリングをしていないのでスペック表記もなく、これが「エレベート」なのか「エレベートツアー」なのかがちゃんとわかりません。
まあ調べたら、重さが10g違うだけなので、スケールに乗せて測ってみればわかりそうなんですが、まだやってません。なにしろ使ってみての感想が先。
私ってば書き始めると長くなるたちなので、まとめた感想を一気に書こうと思います。
まず、回転がかなりかけやすい。それと、スライスかドライブかのどっちかが得意なフレームではなく、どちらもうまくかかります。これって実は貴重かも。
スピードはあまり出ないみたい。だから、こっちではスピンがよくかかるなぁとおもってみていても、その伸びみたいなのがあまり出ていないような感じです。あーでもスライスはちゃんとかかるとすごく滑ってる感あったな…
んでもってボレーは初めて打ってすぐにスパッと切れのいいボレーは打てませんでした。浮いたボールをしっかり構えて切りにいけばコントロールしたかった方向へかなり正確にしっかり打てましたが、Vコアプロ97のタッチよりかはボールが死ぬ感じ。
サーブは結構よかったです。コントロールが良くて、スピンもよいので、スピードはスイング通りで向こうで跳ね方がいい感じに見えます。実際にスクールのコートで打つと、ほとんどのバウンドがワンバウンドでフェンスまで届くので、バウンドが伸びてない、ってこともサーブに関してはなかった。
全体的な印象は、「コントロールがとてもいいラケット」でした!けっこう好きです。それも上位。ストロークの伸びは、私のスイングスキルだと、Vコアプロ並みにしなって乗る感じがスイングに合いすぎると飛球の弾道がややばらつきます。
使い始めたらダイアデムで一日過ごせちゃうので、相当お気に入りなのかもしれません。
こんな感想をまとめて・・・ということは面の安定性はすごく高いってことなんだと思います。メーカーさんの機能紹介のところにも、フレームによじれ方向に対抗する「壁」をフレーム内にいれてある、といううたい文句がありました(よくわからなかったんですが、メーカーさんのHPで断面図をみるとなんとなくわかります)ので、その辺がこういった感想になっている要因な感じを受けました。
全体に、しなって乗る、という感じよりももうちょっと叩くようなスイングができた方が合うのかもしれません。私はやらないけど。
アメリカ人のプロが参画して作っているらしいので、ツアーを回るプロや、そのヒッティングトレーナーをする人たちが安心して使えるラケット、というコンセプトを持っているようなので、それもそう考えたら使ってみて納得。
春ころからお目見えした新興メーカーさんなので、開発エピソードみたいなものもいくつか目にしてきましたから、余計にそういった背景と現物がマッチしてくるような感じがします。
使ってみてから2日間で調べたことなので、先入観なしで使用した感想の部分を書いていたのですが、こんな風にこのラケットを仕上げたい、という作り手側の意図をこれだけ再現できているのってすごいなと思います。
軽くて扱いやすいようなラケットではないのですが、バランスがイーブンなのでとても自分用にチューニングするときにも楽だったし遠慮もいらないかんじでした(笑)
現在、廃版となってしまった「サベージ127」(ルキシロン)を40ポンドで張っています。これもスピン量が多いのには役立っていますが、叩くようなスイングがあっているとすれば、もうちょっとかために張ったほうが良さそうなのかもしれませんね!