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ビッグ ニュースです!

名古屋工業大学硬式テニス部(男子)が今期 見事一部昇格を果たしました。

まずは現役の部員の皆様、OBの皆様、関係者の皆様、おめでとうございます。

一緒に働いている者として本当にうれしく思っています。

私の記憶では、東海学生において国公立の一部リーグ在籍は、たしか名古屋大学 静岡大学に続くものだと思います。(もし間違っていたら申し訳ありません)

この快挙は多くの大学に勇気を与える結果となったと思います。

大学リーグ戦は全国を8地区に分け、東海リーグではさらに全体を1部から6部に分割し、1リーグ6校編成にしています。

 

学生テニスの最大の目標のひとつに王座(全日本大学対抗王座決定戦)があります。

 

それに出場をするには各地区を勝ち上がらなければなりません。東海地区では一部リーグ優勝校のみに出場権が与えられす。

名工大もチャレンジする権利を得たことになります。

夢は大きく、 楽しみが更に広がりますね。

 

 

大学リーグ戦を簡単に説明すると、男子、シングルス6本、ダブルス3本の計9ポイントで先に5勝した方が勝ちとなります。(女子は3本、2本の5ポイントの3勝)

選手を6人揃えなければならない為、選手層の厚さが重要になり、一人や二人 スーパープレーヤーがいても勝てません。

また、オーダーの組み方で勝敗が大きく変わったり、複数面(通常、3面同時進行)で行なわれる為、他のコートの進行状況が大きく影響したりして駆け引きや心理作戦もかなり重要となってきます。

 

 

茨木テニスクラブにとって名工大さんとのお付き合いはとても長く、私の8代上の井上さんがコーチで在籍していたり、また元名工大監督の横田さんは当クラブのメンバーになって頂いていました。

毎年、横田さんはリーグ戦に関して

「今年は何位だった」とか

「来年は楽しみだ!」とか

私にいつも楽しそうに報告してくれました。

たしか当時は3部リーグでなかなか昇格できないとおっしゃっていたのを記憶しています。

 

それからしばらく間が空いて、元木君が茨木でコーチをする事になり、その後 沖田コーチ、森川コーチ、楠本コーチ、寺田コーチ、坂下コーチと歴代途切れることなく後輩達がバトンを繋いでくれています。

また、茨木のジュニアチームに所属していた稲熊君も名工大さんの戦力に加わり何か不思議な縁を感じています。

 

元木コーチが現役の頃は5部、6部あたりから始まったと記憶しています。

現役時代はリーグ昇格に燃え、先頭に立ってよく頑張っていました。

その後、沖田コーチ 森川コーチ 楠本コーチへとそのスピリッツは確実に継承され、

4部、3部、2部へと一歩ずつ上がり、今の現役 寺田コーチ 坂下コーチたちの快挙に繋がりました。

年に一つずつしか昇格できないのでとんとん拍子で行ったとしても6部から1部には5年かかる計算になります。

実際はそう簡単には行くはずもなく夢は後輩に託すことになります。

まさにタスキを渡すと言う事でしょうね。

今回も現役の皆さんの頑張りで勝ち得たことは事実ですが、OBや関係者の方々の地道な努力の上に成り立っていて、さぞかし皆様もお慶びだと思います。

 

テニスは個人競技と思われがちですが、団体も個人もレギュラー、補欠、レギュラー以外の部員、マネージャー、監督、コーチ、OB、父兄、その他の方々の想いが一つになって戦っていると思います。

この想いはどの学校でもきっと同じでしょう。

夏には岐阜メモリアルでインカレ(全日本学生テニス選手権)が行われ、今年も会場でおそらくOBと思われる年配の方が暑い中、母校の後輩の活躍を熱心に観戦されていました。

 

学生テニスには、世界のトッププロのゲームとは一味も二味も違った感動、ドラマ、思い入れがあり、私は大好きです。

 

来期の名工大さんの戦いが今から楽しみです。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 13:33 | コメントをどうぞ