月別アーカイブ: 2015年6月

単なるミーハー?

久しぶりの投稿です。

梅雨空が続きますね。

アウトドアの茨木テニスにとってこの時期は、かなり苦戦を強いられます。

雨が上がったらすぐにコート整備、少しでも皆さんにテニスをして頂きたくスタッフは天気予報や空とにらめっこです。

 

「雨とテニス」と言ったらウィンブルドンですね。(ちょっと強引かな?)

まもなく開幕しますが、なんと言っても注目は錦織選手を中心とした日本人選手の活躍でしょう。

ウィンブルドンは1920年に清水 善造氏が初出場して以来95年間、日本人シングルス初優勝を目指してどの選手もチャレンジし続けています。

その日がいつ訪れるのかと思うとワクワクしますね。

 

さて、皆さんにとってのウィンブルドンの忘れられない名勝負は?

 

「マッケンローVSボルグ」

この二人の名勝負は今でも伝説になっていますね。

 

私の忘れられない試合は

 

なんと言っても「1975年女子ダブルスのファイナル」

すぐにピン!と来る方はかなりの通ですね。

 

 

そう、沢松和子選手がアン清村選手(日系ハワイ)とペアを組んで決勝に進出したあの試合です。

 

「沢松和子 ウィンブルドン女子ダブルス決勝進出!!」

日本中にビッグニュースが飛び込んできました。

当時、新聞やテレビのテニスに対する扱いは、全くと言っていいほどマイナーで、まさかの「ウィンブルドン決勝進出」に大慌てしてNHKが放映したような記憶があります。

 

実は自分もウィンブルドンがなんなのか、グランドスラムがなんなのか、当時は全く知りませんでした。

とにかくとんでもないことが起こっていると聞かされ、これは見ないかんと思ったその程度でした。

 

なにせ特別放送なので、本当に放映するのか半信半疑、ドキドキしながらテレビの前で待っていたのをよく覚えています。

 

 

やっと(本当に)始まり、映し出されたのは生まれて始めて見る芝生のコート。

「庭でテニスすんの?」私の第一印象はこれでした。

当時のテニスはウェアーやシューズなど、身に着けるものの全てが白なのは当たり前ですが、ボールも白でした。

 

おまけに我が家のテレビは白黒…

 

連戦で白っぽくはげたコートで、白い服着た人が、白いラケットで、白いボールを打ち合うテニスを白黒テレビで観る。

 

これはもう全くボールが見えません…

打ち合うボールの音だけが聞こえるエアーテニス。

それでも必死に目を凝らして観てましたね。

 

 

対戦相手はベティー ストーブ&フランソワーズ デュール組

勝負は、ファイナルセットにもつれ込み、沢松、清村組の見事な優勝で幕を閉じました。

 

「 日本人初快挙!」

とマスコミは大騒ぎ

 

セカンドセットを簡単に取った大柄のストーブやテクニシャンのデュールが、ファイナルセットに入ってから徐々に沢松、清村組の寡黙な戦いに追い込まれて行き、後半は全く余裕のない様子だったのを今でも鮮明に覚えています。

 

もの凄い刺激を受けた試合でした。

 

「よし、俺も頑張ろう!!」

 

と早速ラケットをオールマンに。

単なるミーハー?

≪名古屋テニスクラブ  テニススクール≫

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 15:42 | コメントをどうぞ

真の世界NO1

全仏、錦織の大活躍は今さら私が言うまでもありませんね。

特に準々決勝でのあの驚異的な「粘り」は、テニスプレーヤーのみならず多くの方に勇気と感動を与えたと思います。

私も夜中の3時まで釘づけでした。

普段は全くテニスをしない中学時代の同級生から

「寝れえせんがや(笑)」

「どうなる?勝てる?」

とメールが試合中に送られて来たりして関心度の深さに改めて驚かされました。

 

「日本人(東洋人)がテニス界で通用する」という事実を証明し続ける彼。

結果を出し続ける大変さは計り知れないと思います。

とんでもないプレッシャーや不安も大きいと思います。

 

でも「第2セットの第6ゲーム」

あまりにも苦しいゲーム展開でためらいながらも思わずラケットを投げてしまった…

 

「あれはいかん…」

 

どんな理由があろうとも…

 

私にとっては、負けた事より悲しい出来事…

 

それを許さないフランスのファン達からは、その行為に対して厳しいブーイングもあったが、錦織の素晴らしいプレーにも分け隔てなく大拍手が送られ、改めてテニスの素晴らしさを感じることができました。

 

錦織には真の世界NO1になって欲しいと思っているだけについ…

(錦織ファンの方、スミマセン)

 

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 16:08 | コメントをどうぞ

最高の経験

何年かぶりにインターハイ予選の団体戦を観に行きました。

テニスは基本、個人スポーツですが、団体戦もあります。

日頃の個人戦はどこか淡々としていますが、団体戦は一種独特な空気が流れ、会場の盛り上がりは半端ないですね。

テニスは、個人戦では応援やアドバイスには制限がありますが、団体戦は基本ありません(もちろん野次はいけません)

ベンチコーチやスタンドから選手に向けて必死の応援が飛び交います。

残念ながらコートに立てなかった部員は、スタンドから声の限り声援を送ります。

まさに「青春」といった感じです。

 

勝っても「涙」

負けても「涙」

 

この大会で優勝し、夏の全国へ行く学校以外の3年生は、殆どがこの大会を機に引退をするようです。

各学校が終了後に、引退セレモニーの様な事をやっていました。

 

世界のトップクラスのテニスも魅力的ですが、こういった「青春まっただ中!」っていうのもまた一味違って私は大好き、いや、むしろこっちの方が感動を覚えますね。

 

勝っても負けても、出れても出られなくても、頂点を目指した全員が、最高の経験をしたのだと思います。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:01 | コメントをどうぞ