久しぶりの投稿です。
梅雨空が続きますね。
アウトドアの茨木テニスにとってこの時期は、かなり苦戦を強いられます。
雨が上がったらすぐにコート整備、少しでも皆さんにテニスをして頂きたくスタッフは天気予報や空とにらめっこです。
「雨とテニス」と言ったらウィンブルドンですね。(ちょっと強引かな?)
まもなく開幕しますが、なんと言っても注目は錦織選手を中心とした日本人選手の活躍でしょう。
ウィンブルドンは1920年に清水 善造氏が初出場して以来95年間、日本人シングルス初優勝を目指してどの選手もチャレンジし続けています。
その日がいつ訪れるのかと思うとワクワクしますね。
さて、皆さんにとってのウィンブルドンの忘れられない名勝負は?
「マッケンローVSボルグ」
この二人の名勝負は今でも伝説になっていますね。
私の忘れられない試合は
なんと言っても「1975年女子ダブルスのファイナル」
すぐにピン!と来る方はかなりの通ですね。
そう、沢松和子選手がアン清村選手(日系ハワイ)とペアを組んで決勝に進出したあの試合です。
「沢松和子 ウィンブルドン女子ダブルス決勝進出!!」
日本中にビッグニュースが飛び込んできました。
当時、新聞やテレビのテニスに対する扱いは、全くと言っていいほどマイナーで、まさかの「ウィンブルドン決勝進出」に大慌てしてNHKが放映したような記憶があります。
実は自分もウィンブルドンがなんなのか、グランドスラムがなんなのか、当時は全く知りませんでした。
とにかくとんでもないことが起こっていると聞かされ、これは見ないかんと思ったその程度でした。
なにせ特別放送なので、本当に放映するのか半信半疑、ドキドキしながらテレビの前で待っていたのをよく覚えています。
やっと(本当に)始まり、映し出されたのは生まれて始めて見る芝生のコート。
「庭でテニスすんの?」私の第一印象はこれでした。
当時のテニスはウェアーやシューズなど、身に着けるものの全てが白なのは当たり前ですが、ボールも白でした。
おまけに我が家のテレビは白黒…
連戦で白っぽくはげたコートで、白い服着た人が、白いラケットで、白いボールを打ち合うテニスを白黒テレビで観る。
これはもう全くボールが見えません…
打ち合うボールの音だけが聞こえるエアーテニス。
それでも必死に目を凝らして観てましたね。
対戦相手はベティー ストーブ&フランソワーズ デュール組
勝負は、ファイナルセットにもつれ込み、沢松、清村組の見事な優勝で幕を閉じました。
「 日本人初快挙!」
とマスコミは大騒ぎ
セカンドセットを簡単に取った大柄のストーブやテクニシャンのデュールが、ファイナルセットに入ってから徐々に沢松、清村組の寡黙な戦いに追い込まれて行き、後半は全く余裕のない様子だったのを今でも鮮明に覚えています。
もの凄い刺激を受けた試合でした。
「よし、俺も頑張ろう!!」
と早速ラケットをオールマンに。
単なるミーハー?
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