「アドバイス」を受ける。
どこのテニスコートでもよく見かける光景です。
上達をするにはとても有効的な方法ですよね。
アドバイスをされる→取り入れる→上達をする
この方程式が理想なんですが、実際にはそう簡単にはいきません。
むしろ
アドバイスをされる→取り入れる→一旦もっと下手になる・・・
この方が多かったりするんです。
長い間その打ち方でやって来たので、それを変えれば当然打ちにくい、打てないとなるわけです。
この「一旦下手になる」の方程式には続きがあって
アドバイスをされる→取り入れる→一旦もっと下手になる→我慢して続ける→上達に繋がる
この我慢をしてやり続ける事がたいへんなんですね。
一番の邪魔者は今までの打ち方への未練。
球出しではガンガンチャレンジするけど、ラリーや試合になると昔の打ち方(笑)
少し前にゴルフの石川選手がTHE OPEN開催中のインタビューで
「実は今フォームを改良中、苦労してます」
のコメントにインタビュアーが
「この大事な試合中にですか?」
と問いかけると
「ええ、この試合を決して捨ててるのではありませんが、10年後の進化の為の選択です」
と答えていました。
さすがですね。
いっそのこと今の打ち方が全くだめならあきらめもつくんですが、
それなりに打てるからやっかいなんですね(笑)
「捨てる勇気」
欲しいですね。