こんにちは、楢木です。
久しぶりの投稿です。
今年の梅雨は、今のところ全くと言って良いほど雨が降らず、テニスだけを考えればありがたいことですが、降るときに降らないと困る人もたくさんいるのでしょうね。
さて今日は、スライスについて少しだけ書いてみたいと思います。
見た目は簡単そうですが、なかなか苦労をしている方が多いのがこのスライスですね。
実はとっても簡単なんです。
もともとスライスは、ラケットでボールをこすったり切ったりしなくてもいいんです、いやしないほうがいいのです。
では簡単に説明しますね。
まずはオープンフェイスのラケットにボールをぶつけてみて下さい。
どうなりましたか?
当然、ボールはラケットに当たって跳ね返りますよね。
ではもう一度
やっぱり跳ね返りましたね。
それだけですか?
気づきましたか?ただ跳ね返るだけでなくアンダースピンがかかってふわっと浮いていませんか?
ここがポイントです。
オープンフェイスのラケットにボールが当たれば、それだけでスライスはかけなくても勝手にかかるのです。
頑張ってかける必要はまったくないのです。
それよりも問題は、同時に起こる「浮く」という現象です。
あなたが覚えなければならないテクニックは、「かける」ではなく、この「浮く」という現象をいかに抑えるかだけなのです。
ではどうしたら浮かないように出来るのか?
なんとなく分かりませんか?
それはインパクトの一瞬に浮こうとするボールを引きずりおろす感じですね。
ラケットを上から下へ振れば浮力を自由にコントロールすることが出来ます。
当然スイングが鋭ければ鋭いほど、押さえは効き、スライスの回転量も増し、直線的に飛ぶ「滑るスライス」へと進化します。
グリップに関しては自由でかまいませんが、薄ければ自然にラケットはオープンフェイスになります。
では最後にまとめますね。
1オープンフェイスで高い位置にラケットを用意。
2浮かないことだけをイメージしてダウンスイング気味に一気に振りぬく
3スイング全体のイメージは「軟」ではなく「硬」
たったこれだけをマスターすればスライスはバッチリ(笑)?
さあ練習しましょ!
ならき あきお
《名古屋テニススクール テニスクラブ》