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現在アメリカはフロリダ州マイアミで開催中のソニー・オープン男子の1回戦で、全豪オープン直後に左右両臀部の手術をしたバーナード・トミックが復帰戦として登場したんだけど、ヤルコ・ニエミネンに0ー6、1ー6とわすが28分で敗退しちゃっての。
実はこの試合、男子プロテニス・ツアーの史上最短試合の記録を更新してしまったのよね。それまでの最短試合は1996年のシドニー大会で、グレッグ・ルゼッドスキがカルステン・アリエンスをダブル・ベーグルで下した29分だったの。
当初トミックは、来月行われるモンテカルロ・マスターズからの復帰を予定していたらしいんだけど、まだ万全な状態ではなかったにも関わらずこの大会に出場したのよね。
そんな記録を作ってしまった敗戦でもトミックは「手術後の最初の試合だった。これも全てリハビリの1つさ。だからがっかりなんてしていない。ここからどんどん自分のテニスを高めるように努力を続けるだけ。」って、前向きな気持ちを語ってました。
でも今回のエントリーには、こんな裏事情があったみたい。それはトミックのリハビリに携わっているトレーナーがこう語っていたの。
数多くのテニス選手のトレーニングを指導していて、今回はトミックのリハビリの手助けもしているアリステア・マッコウ氏は「ATPが欠場した選手に罰金を科したり、必須大会だからランキングへ0ポイントを加算したりする。今回のように、たった5週間前に両臀部の手術をしたトミックにさえ、多額の罰金を科すんだ。」って、現在のATPの厳しいシステムが原因になってるってコメントしていたわ。
続けて「バーナードが下したのはとてもシンプルな選択だった。なるべく早くコートへ戻ると言うこと。きっと彼はそれで、このシステムに対して何らかのメッセージにしたかったのではないだろうか。」って、トミックの気持ちを代弁してました。
全豪オープンの1回戦でトミックは、ラファエル・ナダルと対戦したけど、第1セットをナダルに先取されたところで棄権を申し入れて敗退。場内からはトミックに対してブーイングが起きてしまったの。そしてその後、地元メディアからも、激しいバッシングを受ける事になってしまったのよね。
マッコウ氏が言うには、これはとてもアンフェアーな事だって。それにトミックがそんな事をされたのも初めての事じゃないらしいの。
トミックはメディアからもこの棄権は偽りではないかって言われて、かなり叩かれたんだって。でも実際はその4日後には、両臀部の手術を要する怪我を負っていたのよね。
『バッド・ボーイ』って言う嬉しくないニックネームを持つトミックだけど、これまでの行いでもかなりの騒ぎを起こして来たから、地元からも厳しい目で見られてしまうのは仕方のないことかも知れないけど、今はしっかり怪我を治して、また世界の舞台で活躍する事が彼が出来る一番大切な事なんじゃないかしらね!