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先週、マレーシアはクアラルンプールで行われたBMWマレーシア・オープンを制したのがドナ・ヴェキッチ、17歳。もちろんこれが彼女の初めてのタイトル獲得となったの。
同大会第7シードのヴェキッチは、日曜日に行われた決勝戦では第1シードのドミニカ・チブルコワと対戦。ヴェキッチはこれまで、WTAツアーでは2度の決勝進出の経験があったけど、いずれも敗退して準優勝だったの。
今回の決勝戦も、第1セットを7-5でチブルコワが先取して第2セットも5-4とリードしていて、ヴェキッチは決勝戦では3連敗か・・・って思われたの。
でもそこからヴェキッチは何と7ゲームを連取。勝敗を決める第3セットも4-0と一気にリードして、そのまま5-1までリードを広げたの。そして5-2の時の自身のサービング・フォー・チャンピオンシップでは3本のマッチポイントを握りながらも取り切れず、チブルコワの反撃に合ってしまったの。
あれよあれよと反撃に出たチブルコワは、何とか追い付くとこのセットはタイブレークへともつれたわ。もうこうなったら流れはチブルコワよね。でも今回のヴェキッチはちょっと違ったわ。
タイブレークに入ってまた集中を高めたヴェキッチは、そのタイブレークを7-4で制して初優勝を物にしました。最後に決めたマッチポイントでは、あざやかなフォアハンドのウィナーを決めたけど、この2時間51分にも及んだ試合では、両者の獲得ポイントはわずか1ポイント。ヴェキッチが122ポイント、チブルコワが121ポイントと、本当にどっちが勝ってもおかしくない展開だったって事ね。
「本当にハッピーだわ。何て言っていいのか分からない。本当に本当に嬉しい。」ってヴェキッチは試合直後のインタビューでは言葉が見付からない様子。
「本当にタフな試合だった。彼女(チブルコワ)は試合を通してずっと良いプレーをしていた。第3セットは5-1とリードしたのに、彼女はそこから信じられないプレーを見せて来たの。だからこうして最後に勝つ事が出来たのは、本当に嬉しいわ。」世界ランク10位のチブルコワを下したヴェキッチはこれが初のトップ10選手からの勝利でもありました。
17歳10ヶ月23日で初優勝を飾ったヴェキッチは、18歳未満としての初優勝者としては2006年にヴァニア・キングが17歳8ヶ月12日で優勝して以来の出来事でした。
クロアチア出身のヴェキッチだけど、クアラルンプールの会場からは大きな声援を受けていたの。当然、ヴェキッチもその応援があった事は認識していたわ。
「多くの応援が試合の厳しい状況に陥った時でも、味方になってくれて戦い抜く事が出来た。だから応援してくれた皆さんに本当に感謝の気持ちを伝えたい。」って語ってました。
敗れたチブルコワはこれが今季3度目の決勝戦。もちろん最初は全豪オープンでの準優勝。そしてメキシコはアカプルコでは今季初優勝を飾り、これが3回目だったの。
「彼女(ヴェキッチ)は今日はとても良いテニスをしていた。第2セットでは、ほとんど勝てそうだったのに、彼女はそこで良いプレーをして、とても強かった。ほんのちょっとの差だった。本当に接戦で、とても良い試合だったわ。」ってチブルコワはどちらが勝ってもおかしくない試合だった事を振り返ってました。
ヴェキッチは今日発表の世界ランクでは、95位だったランキングを65位にまで上昇させました。これが2013年7月に記録した自己最高位の62位に迫るもの。この調子だと自己最高位の更新も近いかも知れないわね。